No.183 拒絶反応 ページ39
.
ｰAsideｰ
自分にパスを出すように促すデモーニオ、そのボールを取りに向かう途中で彼は走っていた足を止めた
ﾃﾞﾓｰﾆｵ「…ｯボール…！ボールはどこだ！！」
「デモーニオ…？」
「まさか…お前、目が……」
ﾃﾞﾓｰﾆｵ「……ｯ」
影山「拒絶反応が出たのか」
ﾃﾞﾓｰﾆｵ「拒絶…反応…」
その言葉を聞いたデモーニオは、足を震わせそのまま膝から地面に落ちる
影山「お前には鬼道有人を超えられる存在になるよう、プログラムを与えた」
鬼道「！？」
影山「だがお前の才能では、プログラムを100％開花させることは出来なかったようだな
拒絶反応が出たのはそのためだ」
不動「ｹｯそんなこったろうとは思ったぜ」
ﾃﾞﾓｰﾆｵ「……大丈夫です、まだ…やれます」
鬼道「もうやめろ！アイツはお前を利用しようとしているんだぞ！自分の野望のために！！」
ﾃﾞﾓｰﾆｵ「構わないさ、お前にはわからないだろ……俺達の思いなど」
振り返る過去の自分の記憶、デモーニオの口から次々と言葉が零れる
自分たちの夢のこと、その夢を叶えられるような“力”をくれた影山に、感謝していることを
ﾃﾞﾓｰﾆｵ「そのための代償というのなら、この程度の苦しみ耐えて見せる、
俺は究極、俺こそ最強！！
誰も俺に勝つことなどできない！！」
そう狂ったように、デモーニオは叫んだ
不動「力……か」
佐久間「似ている…力を求めた、あの頃の俺達に……」
鬼道「…あれをやるぞ、不動」
不動「はぁ…？あれを、ここでか？」
鬼道「影山の野望を打ち破るにはそれしかない」
不動「しかしあの技は未完成だ、上手くいくかねぇ？」
鬼道「できるさ、俺達が影山の作品でも人形でもなければな」
不動「！
確かに、奴につきつけてやるにはちょうどいいかもしれねぇなぁ」
この2人、なんか考えてるな
オルフェウスボールで試合が再開すると、鬼道くんと不動くんの2人が前線へ上がっていく
鬼道「いくぞ不動！」
不動「お前こそ、遅れるなよ！」
何て声を掛け合いながら上がっていく2人
鬼道「ここだぁｯ！！」
鬼道くんがセンタリングし、不動くんと鬼道くんの2人が同時にシュート
途中まで上手くいくものの、途中で威力が切れてボールがゴールから逸れる
佐久間「今のは…！！」
何かに気づいた佐久間くんは、2人の名前を呼びながら傍にかけよる
あたしもついでに駆け寄った
.
No.184 新たな必殺シュート→←No.182 進むべき道
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るぅ | 作成日時：2017年10月23日 11時
