No.174 Mr.K ページ30
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円堂「危ないところだったな、フィディオ！
怪我はなかったか？」
ﾌｨﾃﾞｨｵ「あぁ、彼女のお陰でね！
ありがとう！A！」
A「いーえ！((ﾆｯ」
ﾌｨﾃﾞｨｵ「っ！」
円堂「…で、フィディオたちはどーして此処に？
練習はいいのか？」
円堂くんの言葉に、突然表情を曇らせるフィディオ
ﾌｨﾃﾞｨｵ「……場所を変えよう
そこで話すよ
とりあえず、ここは危険だ」
場所を変え、フィディオの話を聞いた
話の内容は、
Mr.Kというイタリア代表の新監督は、フィディオたちオルフェウスメンバー全員をチームKと取り替えようとしているらしい。
そして代表を賭けた試合が明日行われると。
だが、先ほどオルフェウスの選手たちのうち、
9人が事故に遭い怪我をしたらしい。
円堂「ええ？9人も怪我をしたのか？」
ﾌｨﾃﾞｨｵ「ああ」
鬼道「偶然にしては出来すぎている。もし誰かが意図的に仕組んでいるとしたら...」
ﾌｨﾃﾞｨｵ「どういうことだ？」
鬼道「チームKを代表にするため」
ﾌｨﾃﾞｨｵ「まさか、Mr.Kが？代表の監督が、そんなことをするわけがない」
鬼道「俺はそういう男を知っている。
影山零治。昔、俺たちの監督だったやつさ」
佐久間「考えすぎだ鬼道。Mr.Kが影山なわけない」
鬼道「…そうだな。忘れてくれ」
円堂「でも大変だな、明日の代表決定戦。残ってるメンバーって、6人だけなんだろ？」
ﾌｨﾃﾞｨｵ「うん。でも今いるメンバーで戦うしかない」
円堂「けど5人も足りないんじゃ...ん？5人？そうだ！俺たちがフィディオのチームに入ればいいんだ！
大事な事は、Mr.Kにフィディオたちの実力を見せ付ければいいんだろ？
公式戦じゃないんだから、Mr.Kも認めてくれるんじゃないかな？な、みんな」
A「うん！その話いいじゃん！」
円堂「本当か？」
A「もちろん！
困ったときはお互い様だし！」
不動「やりたきゃ勝手にやれよ。俺は別にやることがあるんでね」
鬼道「悪いな、円堂。俺も手伝えない」
佐久間「今は影山を探す事が先決だ」
円堂「え」
ﾌｨﾃﾞｨｵ「ありがとう、円堂、A。
気持ちだけで十分だよ」
円堂「でも」
ﾌｨﾃﾞｨｵ「これは俺たちの問題だ。
今は自分達に出来る事をやるだけさ」
円堂「そっか。頑張れよ」
ﾌｨﾃﾞｨｵ「ああ。そっちも探している男を見つけられるといいな」
そう言って、お互い別れた
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作者名：るぅ | 作成日時：2017年10月23日 11時
