男嫌いがFFIに出るそうです【４】 (ページ25)

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No.169　原点ページ25

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鬼道『この島には影山がいる』

鬼道『だが、あの影山をこれ以上ほうっておくのは…！』

そうだよね。鬼道くんの言うとおりだ。

あたしはそう思いつつも、いつもどおり練習をしていた

でも今は総帥なんか気にしてる場合じゃない

アルゼンチン戦に向けての練習だ！

そういえば、立向居くんたちどうしたかな

綱海くんも練習に加わっていたけど

後ろをチラッと見ると、立向居くんはｽﾞｳｳｳﾝと暗いオーラを放っていて、ゴール前にしゃがみ込んでいた

え、なんであんな風に…；

あたしは立向居くんたちがいるゴールへ向かった

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A「だ、大丈夫？

なにがあったの？」

春奈「じ、実は…」

どうやら話を聞くと、立向居くんを怒らせよう！ということになり悪口を言っていたらしいが立向居くんは本気で拗ねてしまったらしい

A「それは夕弥が悪いね」

夕弥「ｳｸﾞｯ」

A「嘘だとしても、
悪口は結構心(ここ)にくるんだよ」

そう言いながら、あたしは左胸に手を当てた

立向居「……」ｽﾞｩｩﾝ

A「……；」

そういえば、立向居くんは円堂くんに憧れてGKになったんだよね

A「ねぇ立向居くん、あんたは円堂くんに憧れてGKになったんでしょ？」

立向居「はい…」

A「ならさ、こう考えなよ！
こんな状況の時“円堂くんなら”どうすると思う？」

立向居「！！

(そうだ！
悩んだり迷ったりしたら、円堂さんは基本に立ち返る…)」

A「なんかつかめたみたいだね！」

立向居「はい！！お願いします！」

綱海「よしっ！」

立向居「(Aさんの言う通り、円堂さんに憧れてキーパーになった！それが俺の原点！！)」

綱海「ツナミブースト！！」

立向居「ゴッドハンド！！

(もう一度、ココから始めるんだ！)」

綱海「こいつはどうだ！

ザ・タイフーン！！」

立向居「マジン……ﾊｯ」

立向居くんはなにやらﾊｯとしたのか、ボールはとらずに自分の手を見つめた

綱海「おいおい、まさかマジン・ザ・ハンドまで出せなくなったんじゃないだろうな？」

立向居「………

(マジン・ザ・ハンドは心臓のあたりに気を集めた…もし、違う形で集めることができたら…)

お願いします！！」

顔つきが変わった…なにか掴めたか！？

綱海「よくわかんねぇけど、いくぞ！」

また、綱海くんの激しいシュートが続いた

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