No.145 招待 ページ1
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ーグラウンドー
秋「みんなー！ちょっと集合ー！」
秋の声に、練習を止めて集まる
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「「親善パーティー？」」
秋「そう。ナイツオブクイーンからの招待で、
試合前に親睦を深めたいから今日の6時、
ロンドンパレスに正装してきてほしいって」
綱海「正装？」
立向居「こんなネクタイした黒い服の事ですよ」
手でリボンの形を作る立向居くん
綱海「えぇ！？あんなもん着んのかよ！！」
目金「まぁ当り前と言えば当たり前ですね。何と言ってもジェントルマンの国ですから」
秋「というわけで、時間までに準備してね」
A「………」
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ーグラウンドー
あたしはグラウンドにあるベンチに座り、
膝に頬杖をついていた
ドレスとか…
A「着れないっての…」
はぁーーと溜め息をもらす
痣とか残ってるし、むりむり
宿舎にいると、マネージャーたちに強制連行される気がしたので逃げてきたのだ
もう練習は終わったしね
A「…ひまだなぁ」
ふと目に入ったのは、転がっているサッカーボール
あたしはベンチから立ち上がって、そのボールをトラップし、リフティングをした
ﾎﾟﾝﾎﾟﾝﾎﾟﾝ､と足で何回も続ける
最初修也とやったときは、こんなの全くできなかったなぁ
昔のことを振り返っていると、
「あれ？Aじゃないか！」という声がした
A「あ、円堂くん！」
リフティングをしながら円堂くんの方を向く
円堂くんの隣には見知らぬ男の子がいた
円堂「こい！」
そう言いながら構える円堂くん
A「わかった！」
もう一度大きくボールを高くあげて、
タイミングよくボールを思い切り蹴った
あたしの蹴ったボールは円堂くんにキャッチされｼｭﾙｼｭﾙｼｭﾙ…と回転が弱まっていた
??「(すごい！なんて威力だ！！)」
A「さすが円堂くん！」
円堂「Aもさすがだ！」
??「円堂、その子は？」
円堂「ああ、立花Aっていうんだ！
日本代表の特例女子だ！」
??「ええ！？君が！！」
A「は、はい」
なんかどっかで見たことあるなこの顔
…あっ
イタリアエリアのグラウンドですごい指示を出してた人だ！！
ﾌｨﾃﾞｨｵ「僕はフィディオ・アルデナ
よろしくな！」
そう言って、手を差し出される
…大丈夫、殴られるわけじゃないんだし
A「はい、よろしくお願いします」
そう言って、フィディオの手を取った
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作者名：るぅ | 作成日時：2017年10月23日 11時
