男嫌いがFFIに出るそうです【３】 (ページ6)

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No.101　世界への切符ページ6

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豪炎寺くんと虎丸くんの新必殺技は、
気持ちいいくらいにゴールに突き刺さった

A「やったね！！！
2人とも！！」

虎丸・豪炎寺
　「「はい！/ああ！」」

これで、あたしたちは世界に＿＿＿＿

ﾁｪ「………まだだ」

そう思ったその時
チャンスゥが低く、小さく呟いた

瞬間、ずっと穏やかに細めていた目を見開く

ﾁｪ「まだだぁぁぁ！！！」

A「なっ！？」

チャンスゥは突然ボールを持って走り出した

向かうのは、円堂くんだけが立つゴール前

ﾁｪ「世界へ…
世界へ行くのは、我々だぁ！！」

ｱﾌﾛﾃﾞｨ「いくぞ南雲！涼野！」

涼野「ああ！」

南雲「分かってら！」

3人はボールを受け取ると高く跳び上がった

この体勢は……まさか…

カオスブレイク…！？

円堂「…勝つんだ
絶対に…！！」

ｸﾞｯと拳に力を込める円堂くん

負けたくない
ここまで来て

……負けたくないんだ…っ

「「「円堂ｯ！！！！」」」

ｱﾌﾛﾃﾞｨ・南雲・涼野
　「「「カオスブレイク！！」」」

円堂「怒りの鉄槌！！！」

激しいぶつかり合い

そして大きな音の後、眩しい光が辺りを包んだ

A「っ…」

思わず閉じた目を、ゆっくりと開く

円堂「………と」

そこには

A「とめ、た…！！！」

強くボールを叩きこんで、しっかり守った円堂くんの姿があった

角間「止めたぁぁぁ！！！
円堂、カオスブレイクを止めたぞーー！！」

A「…や」

「「やったぁぁぁぁ！！！！」」

遠くで試合終了のホイッスルが鳴り響いた

手を取り合い、肩を組んで世界進出を喜ぶあたしたち

ﾁｪ「そ、んな……
我々が…負けた………？」

ｱﾌﾛﾃﾞｨ「…彼らなら、世界一という夢を
実現できるかもしれない」

項垂れるチャンスゥの肩を優しく叩くアフロディ

チャンスゥはゆっくり立ち上がり
あたしたちの姿を見ると

「そうですね」と、小さく微笑んだ

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