No.93 この仲間たちと ページ46
.
壁山「また取ったッス…！
Aさんだからッスよね！？」
目の前で起こった出来事に
壁山くんは信じられないという様に目を見開く
風丸「いや…
あいつは分かっていたんだ
立花があのパスに届く筈だと」
壁山「じゃあ…全部分かってて
俺たちにもあんなパスを…？」
あたしは不動くんにもう一度ボールを戻す
不動「風丸！」
風丸くんにパスを出した
風丸「…っおおおっ！！」ﾄｯ
A「おおっ！とどいたね！風丸くん！」
風丸くんはｺｸﾘと笑って頷いた
やっぱり不動くんの実力は本物だった
何もかもを見抜き
あたしたちの知らない努力をし
その力を温存してきた
A「例えるならジョーカー…！！」
円堂「不動の
“勝ちたい”“世界へ行きたい”
という気持ちは…俺たちと同じだ！！」
ﾁｪ「(不動が歯車としてチームを機能し始めた…
これ以上は！)」
チャンスゥが飛び出した
不動くんと激しい競り合いになる
鬼道「不動ｯ！！」
不動「！」
鬼道くんが不動くんのもとへ走り込んだ
2人は目配せをし、同時に跳び上がる
A「！！
あの2人が…！」
鬼道・不動
「「おおおおおっ！！！」」
鬼道くんと不動くんがボールにそれぞれパワーを込める
ボールは深い紫色をまとって、チャンスゥを吹き飛ばした
目金「まさに…キラーフィールズ！！」
風丸「よし、いくぞ壁山！」
壁山「はいッス！！」
パスを受けた風丸くんと壁山くんが跳び上がる
風丸「おおおお！！」
お互いの足を土台にして、風丸くんがシュートを放つ
「ぐ…うあああ！！」
＿ｻﾞﾝｯ!!!ﾋﾟﾋﾟｨｨｨｰｰｰ!!
目金「竜巻落とし！！」
A「やった！！」
ﾁｪ「新たにあのような必殺技を生み出すとは……」
ｱﾌﾛﾃﾞｨ「言ったはずだよ
イナズマジャパンは強いと」
.
A「あ、忘れてた」
あたしはあることに気付き、円堂くんのもとへ走る
円堂「ん、どしたんだ？」
A「これ！」
あたしは自分の腕からキャプテンマークを外し、円堂くんに差し出した
円堂「あ、そっか！ありがとな！」
ｸﾞｲとそれを腕につける円堂くん
やっぱりそれは、円堂くんが一番似合ってる
円堂「A！」
「ん？」と軽く答えるあたし
円堂「勝とうな！絶対！！」
いつもと変わらない、キラキラした笑顔をあたしに向ける
＿＿そう、今は…
あたし、この仲間たちと世界へ行きたいんだ
A「………うん！！」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：るぅ | 作成日時：2017年9月26日 23時
