No.7 軽い ページ9
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鬼道「Aっ！！」
鬼道さんからパスを受け取る
A「…っ」
豪炎寺「…A…？」
やばい…
なんか、フラフラする……
足がフラフラして、上手くドリブルが出来ない
A「…っ、虎丸くっ！！……」
虎丸くんにパスをしたところで、
あたしの記憶は途絶えた
.
ｰ豪炎寺sideｰ
「「立花！！/A！！」」
ﾊﾞﾀｯと倒れたAに俺たちは駆け寄った
忍「誰かAの部屋に！」
豪炎寺「俺が運ぶ」
そう言って、Aの体を持つ
いわゆる、お姫様だっこというもので
思わず「え？」と声が出てしまった
円堂「どーしたんだ？」
豪炎寺「いやその…軽すぎるというか」
鬼道「軽すぎる…？」
そう…軽すぎる。
足も細いし、
ジャージを着ていても分かるくらい腕も細い
ちゃんと食べてるのか？と思うくらい軽い
それに服越しからだが、
背中に触れると骨ばっている
大げさじゃなく、
本当に力を入れたら折れてしまいそうだった
円堂「俺にも持たせて」
そう言われ、円堂にAを優しく渡す
円堂「うぇ！？軽……」
目玉が飛び出るかのように円堂は驚いていた
忍「…お前ら……
早くAを運べ」
黒いオーラを放った小鳥遊がそう言う
思わず全員で「は、はい」と言ってしまった
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.
.
ｰAsideｰ
目をうっすらと開ける
見覚えのない天井があたしの目に映る
上半身を起き上がらせて、キョロキョロ周りを見渡した
あ、そか…ここ合宿所か…
窓を見ると、もう夕方だった
…あたし、倒れちゃったのか……
ﾊｯ、靴下脱がされてないよね！？
布団をがばっとめくりあげると、履いたままだった
あ〜よかった…
見られたら、心配かけるだけだし
…そういや、誰が運んだんだ？ここまで
机の上にある携帯がﾁｶﾁｶ光っていた
メール…？
携帯を開くと忍からだった
【大丈夫か？
いきなり倒れるから心配したぞ
運んでくれたの、豪炎寺と円堂だから
ちゃんとお礼言えよ？
あと、明日はあたし学校だから
じゃあまたな】
あ…豪炎寺くんたちだったんだ
あたしはベッドからおりて、
食堂に向かった
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作者名：るぅ | 作成日時：2017年9月22日 19時
