No.42 エイリア学園のこと ページ44
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鬼道「A、ちょっといいか」
A「いいけど、なんのこと？」
忍と雑談をしていると、話しかけられた
鬼道「決勝戦に向けてのことなんだ」
A「あー、わかった！」
忍「じゃあ、あたしはそろそろ帰るな」
そう言って、ベンチから立ち上がる
A「え！？もう帰っちゃうの？」
忍「あ、ああ。あんたと違ってあたしは学校というものがあるんだよっ」ﾋﾟﾝ!
そう言われながら、あたしの額にデコピンをされる
あたしは額を押さえながら「また来てね？」と
言った
忍「ああ、もちろん来るよ。じゃあな」
そう言って、忍は帰って行った
忍が座っていたところを鬼道さんが座る
A「じゃあどうする？
連携技とか作る？」
鬼道「ああ。そのつもりだ
連携する、人材を誰にするかお前と決めたかったんだ」
A「そっか！
ん〜…誰が良いかなぁ」
2人でグラウンドを見つめる
……あたしは「ねぇ」と鬼道さんに話しかける
「なんだ？」と返事をする鬼道さん
A「緑川くんとヒロトくんって確かエイリア学園だったんだよね？
あたし、エイリア学園のこと全然知らないから
教えてほしい…です」
鬼道「…わかった」
そして、エイリア学園のことを鬼道さんから
教えてもらった
エイリア学園はセカンド、ファースト、マスターとランク付けされていたこと
実は宇宙人ではなく“お日さま園”という孤児院の少年少女たちで構成されており、皆れっきとした日本人であること
エイリア石と呼ばれる身体能力を強化する力のある隕石を発見した吉良星二郎は、その力の魅力と息子を奪った世界への復讐心に取りつかれ、孤児院の子供たちをエイリア石で強化し
“エイリア学園”を名乗って各地への破壊と侵略行為を開始したこと
鬼道「そして、俺たちがエイリア学園と戦い、
その侵略を防いだというわけだ」
A「そんなことがあったのか…」
円堂くんたちが戦って勝ってくれたから、
今の世界があるんだなぁ
負けてたら、今こうしてFFIに向けて練習なんてしてなかったろうし…
A「教えてくれてありがとう。鬼道さん」
鬼道「…“さん”付けじゃなくてもいいんだぞ」
あ、と思った
総帥がいたときはみんな鬼道さんのこと
“さん”付けだったからなぁ
A「…わかった！
じゃあ、続き話そっか！鬼道“くん”！」
鬼道「ﾌｯ…そうだな」
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作者名：るぅ | 作成日時：2017年9月22日 19時
