No.39 本当の力 ページ41
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虎丸「タイガードライブ！！！｣
「ストームライダー…っぐああ！！」
＿ｻﾞﾝｯ!ﾋﾟ､ﾋﾟﾋﾟｨｨｨｰｰ!!!
虎丸くんのシュートが決まると同時に、
試合終了を告げるホイッスルが鳴り響く
円堂「あれが…虎丸の本当の力…！」
A「やるじゃん！｣
豪炎寺「だが、俺たちについて来れるようになるには、まだまだのようだな」
虎丸くんはその言葉にﾆｯと笑う
虎丸「でも俺、まだ本気だしてませんから！
“先輩”？」
鬼道「お」
豪炎寺「こいつ…！」
虎丸「さーぁ！次も勝ちますよ！！
アジア予選くらいで立ち止まってられませんからね！」
A「なんか…性格変わった……？｣
豪炎寺「そういうお前もだろ？」
A「え？なにが…………
ああああ！！！タメ口で話してたぁぁ！！」
円堂「別にいいんだぜ？タメ口で」
A「……でも…」
『なんだ！！その口の聴き方は！！！！』
あたしは髪の毛をくしゃっと掴んだ
円堂「？
なにそんな戸惑ってんだよ！
今日からタメ口！な？」
ﾆﾋｯと笑ってあたしにそう言った円堂くん
他の人の顔も見ると、ﾆｯと笑っていた
A「……はい、わかりました！！」
「「(ｽﾞｺｫ」」
綱海「おいおい、敬語に戻ってんぞ(笑」
A「あ；；」
「「あはははは！」」
壁山「そう言えば、なんでFFに出なかったんスか？虎丸くんとAさん」
そう言われると虎丸くんは振り返って、
「出来ないんですよ！」と言った
「「なんで？」」
虎丸「だって俺、小6ですから」
………？
…え
…………しょ…
「「「小6ぅぅぅ！！？」」」
てっきり中学生かと…
鬼道「なるほど…
FFIは15歳以下の選手なら誰でも出場できるからな」
虎丸「だからって油断しないでくださいよ！
いつか俺、豪炎寺さんもAさんも抜いてみせますから！！」
あたしは豪炎寺くんと顔を見合わせる
A「ｱﾊﾊｯ!!
あんた、あたしと同じ事言ってんじゃん！」
みんなは「え？」という表情であたしを見た
A「あたし、引っ越すとき豪炎寺くんに
そう言ったの。
ね、豪炎寺くん」
豪炎寺「ああ。言われたな」
A「まあでも、もう抜いちゃったかなー？」
冗談半分で笑いながら言った
豪炎寺くんはﾌｯと笑って「いいや、まだだな」と言った
そんな豪炎寺くんにあたしは少しﾑｯとした
円堂「まあ、なにはともあれ、
頼もしい仲間が加わったな！」
豪炎寺「ああ！」
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作者名：るぅ | 作成日時：2017年9月22日 19時
