No.35 桜花爛漫 ページ37
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ｰ木暮sideｰ
木暮「ﾊｧｯﾊｧ…」
ボールは今、俺がキープしている
でも、さすがに俺でも、体力が保たない
デザートライオンがこちらに攻めてきた
やばいっ！奪われる！！
力を振り絞り、走り続ける。
パスをしたくても、みんなはマークにつけられていた
木暮「ﾊｧｯﾊｧ…ﾊｧ」
「うおおおお！！」
木暮「！！」
1人が、スライディングを仕掛けてくる
疲れがたまっていて、思うように動けない
奪われるっ！！
そう思った瞬間…
A「桜花爛漫！！！」
「「！！」」
ｻｧｧｧｰと、竜巻のように桜の花びらが俺を守るように取り囲んだ
「うわぁぁ！！」
スライディングを仕掛けてきた1人は、
桜の竜巻に飲み込まれ、吹き飛ばされた
A「大丈夫ですか！？木暮くん！」
木暮「！！」
この時＿＿＿＿
『大丈夫！？夕弥！！』
姉ちゃん(あいつ)の姿がAさんに重なった
Aさんが、姉ちゃん(あいつ)？
そんなわけあるもんかっ…
だってあいつは………！
「うおおお！」
木暮・A
「「うわぁっと！！」」
またしてもスライディングをかけてきやがった
2人で避けて、Aさんはボールをキープしながら上がっていった
……あ、お礼、言うの忘れた
木暮「……」
春奈「……」
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ｰAsideｰ
A「風丸くん！」
風丸「よし、鬼道！」
風丸くんは鬼道くんにセンタリングを上げた
そこに、DFが飛び込んでくる
風丸「しまった！」
虎丸「させない！！」
角間「虎丸なんとセンタリングをカットー！！
この大胆なプレーにDFついていけない！」
よし、今度こそいける！！
虎丸「おおおおお……っ」
＿＿
『虎丸ばっかじゃん』
『1人でいい恰好してるよな』
＿＿
虎丸「………っっ豪炎寺さん！｣
豪炎寺「……ｯ！？」
豪炎寺くんは顔を歪め、爆熱ストームを打つ
だけど、やっぱり止められた
円堂「ナイスアシストだったぞ、虎丸！｣
虎丸「はい！」
A「………虎丸くん、
なんでシュートを打たないんですか！？｣
豪炎寺「決定的なチャンスだったんだぞ
俺やAにパスをする必要は、何処にも無かったはずだ！｣
虎丸くんは俯き、視線をそらす
そしてこう言った
虎丸「俺が決めたらダメなんです」
.
No.36 虎丸くんのため→←No.34 シュートを打たない
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作者名：るぅ | 作成日時：2017年9月22日 19時
