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パシャ パシャ
ウィーン…
コンテスト参加者達の撮影会が始まり、室内にシャッター音が響き渡る。
「華…の中に紛れた鼠」
「ぶぶふっ」
芹奈や絵里に薔薇を振りまき、小道具を整える羽花を見て周囲からイジりに似たツッコミが入る。
参加者達ほぼ全員が小道具を使っている中、一人小道具無しで淡々とポーズを決めるA。
そんなAに周囲から視線が集まり、男子達は顔を赤らめ、女子達はきゃーきゃーと歓声を上げている。
絵「…あの子相変わらずビジュアル良いわね」
芹「まあ、優勝候補だしね」
望「本物のモデルみたいだわ、A」
界「…」
望「お、界。どうよ？あんたの彼女最高にイケてるけど」
問いかけても返事をせずAを見つめる界に望華はため息をつき、「何もなしかい」と呟く。
そんな界にぶつかってきたミスコン参加者であろう女子の「きゃっ」という声が聞こえた。
瑠「あ、…ごめんなさい！」
界「…いえ」
芹「…げ、」
瑠「三浦くん。私頑張って1位になるから、もし優勝したら高良さんじゃなくて私と付き合ってくれない？」
Aに視線を送りながら界を口説く瑠璃に、周りの参加者や事情を知っている生徒は絶句し、辺りがシン、となってしまう。
瑠璃が言っているのは先程生徒会長から報告された優勝賞品の事だろう。
聞くところによると、どうやらグランプリ優勝者が他校の場合、八美津高校が願いを1つ叶えるという。
自分で発表したものの、まさかこの状況になるとは思っていなかったのだろう。
生徒会長が珍しくあたふたとAと瑠璃と界とを交互に見て焦っているのがわかる。
しかしそんな瑠璃や周りの状況の空気を読まず、界は一直線に撮影を中断していたAの元へと歩いていった。
界「…A、勝てよ。」
『…へへっ、任せて！』
そう言ってピースするAと、そんなAの頭をセットが崩れない程度で撫で、笑いかける界を見て、学校中に黄色い悲鳴のような歓声が湧き上がった。
「やばいやばい！！界ってAちゃんにはあんな笑い方するんだ？！///」
「ラブラブ感尊い…！！！」
「Aちゃん可愛ぇ…///」
望「おー…見せつけたねぇ。やるじゃん、界。」
芹「何だかんだ言いながら、界の方が愛が大きかったりするからねぇ」
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瑠「…ッチ」
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なたん(プロフ) - 更新楽しみにしています (5月14日 10時) (
レス) @page20 id: 6590863194 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 初めまして！界くんの夢主ちゃんへの愛がひしひしと伝わってきてとてもキュンキュンして読ませて頂いております！！次回の更新も楽しみにしています！ (2022年12月3日 15時) (レス) id: e9a63b31f5 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 続きを楽しみにしてます！ (2022年9月8日 12時) (レス) @page15 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
りおな(プロフ) - この物語面白いです‼︎更新楽しみにしてます‼︎待ってます (2022年8月5日 10時) (レス) id: 6ae3b63c2c (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - 初めまして、界好きなのでありがとうございます。展開が面白いです。更新楽しみにしております。 (2021年12月19日 12時) (レス) @page19 id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：異端 | 作成日時：2021年10月24日 13時
