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雲ひとつ無い晴れた空。
気温も高めで風が心地よく、日差しもそこまで強くないため、屋上で昼食を取ろうかと悩んでいたA。
しかし幾ら天気が良くても季節は12月。
外で過ごすのはきつそうだ、と諦めた。
屋上の入口の前の踊り場。
そこは、一年の中間ら辺から、Aが一人になりたい時や昼食をとる時の定処だった。
既に二年経とうとしているこの場所はほぼAが私物化しており、机と椅子を1組ずつとロッカーの中にブランケットや枕などが入っていた。
『…で？』
界「…？」
『？じゃなくて…界はここで何してるの』
いつもならここで一人でさっさと昼食を取り、ロッカーから枕とブランケットを引っ張り出して寝るところなのだが、今日はどうやら来客がいるようだ。
界「久しぶり」
『？…あぁ、昼休み会うのがってこと？』
界は無言で返し、Aを見つめる。
その時、階段の下で界の友人たちであろう男子たちの界を呼ぶ声が聞こえてくる。
「界ー！あれ、さっきここで待っててって言ったんだけど」
「お前が遅すぎてどっか行ったんじゃね？笑」
「えーー…せっかく学食の席取ったのに！！」
『…呼ばれてるよ』
界「…いい」
そう言って動かない界を引っ張り、Aは一緒に階段を降りる。
「あれ、高良ちゃんと一緒だったの！？」
「おー！じゃあ界、彼女ちゃんと食べたら？」
『…ううん、大丈夫。界連れてっちゃっていいよ！』
「そうなの？」
そう言って界の肩に手を回し、「貸した漫画よんだ！？」と話を切り替える友人たち。
それに続いて、Aを少し見つめた後、界も歩いていった。
『…界、学食だったんだ。知らなかった』
そういえば界、弁当いつも持ってきてなかったもんな。
そんなことを考えながら階段を上がり、残りの弁当を食べきったところで、Aはふとある事を思いつく。
『(…弁当、作っていったら喜ぶかな…？)』
…いや、からかわれるって理由で確実に嫌がるな。
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なたん(プロフ) - 更新楽しみにしています (5月14日 10時) (
レス) @page20 id: 6590863194 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 初めまして！界くんの夢主ちゃんへの愛がひしひしと伝わってきてとてもキュンキュンして読ませて頂いております！！次回の更新も楽しみにしています！ (2022年12月3日 15時) (レス) id: e9a63b31f5 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 続きを楽しみにしてます！ (2022年9月8日 12時) (レス) @page15 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
りおな(プロフ) - この物語面白いです‼︎更新楽しみにしてます‼︎待ってます (2022年8月5日 10時) (レス) id: 6ae3b63c2c (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - 初めまして、界好きなのでありがとうございます。展開が面白いです。更新楽しみにしております。 (2021年12月19日 12時) (レス) @page19 id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：異端 | 作成日時：2021年10月24日 13時
