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瑠「三浦くん、貴女のためにコンテスト出てるって話だったけど…皆も言ってる通り本当はどうでもいいんじゃない？」
『…は？何が言いたい訳？』
瑠「だって彼、ミスターコンが始まって1度も姿現してないじゃない。
コンテスト出場を決めたのだって、滝沢くんからの挑戦状を受けたから。
これって「彼女のために」って言ってノリで言っただけで、やっぱり面倒くさいって思われるレベルの彼女だってことでしょ？」
そう言って意地悪そうに笑う瑠璃を見て、Aは思わず引っぱたきそうになる手を動かないようにグッと力を入れる。
『(…落ち着け私、挑発になんか乗るな。)』
自分の彼氏を悪く言われて良い気がする女など存在しないだろう。
それは勿論Aも同じで、特にAは界への愛が強すぎるため、界を語られる事の次くらいに悪く言われる事が地雷なのである。
「界、どこいったーーー！！！？」
遂に堪忍袋の緒が切れたのだろう。生徒会長がステージ上にあがり、マイク越しに姿を見せない界を呼びかける。
『(…界)』
友「…Aが呼び掛けたら来るんじゃない？」
突然現れてステージを見つめるAに声をかける友哉。
そんな友哉の行動に思わず瑠璃は鬼の血相をして振り返る。
瑠「はぁ！？いや、だから…」
友「君が思っている以上に界はAの事本気だからね。…A、信じて一回呼んでみたら？」
『…っ』
友「それに。多分Aが今思ってる事、見てる皆も思ってる事だと思うからね。」
友哉の言葉に背中を押され、Aはステージ上に立つ生徒会長からマイクを借り、口を開く。
「え、何！？彼女！？」
「ミスコンの子じゃん！どしたのー？」
『…私は界を世界で一番愛してます。それがコンテストの結果がどうであれこの先も死ぬまでそれは変わらない。
…私のために優勝しろ、なんてそんな大それた事言わない。ただ勝つって言ったんだから…見てろって言ったんなら最後までやり切れ！！！
中途半端が一番ダサいぞ、界！！！！』
後半ほぼ感情に任せてマイク越しに叫ぶAに、芹奈や友哉たちは笑いを零し、序盤愛を語っていた時ブーイングしていた観客も「そーだそーだ」と言い出した。
界「…うるせぇよ」
『…っ界』
突然の界の登場に辺り一面が黄色い歓声で包み込まれた。
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なたん(プロフ) - 更新楽しみにしています (5月14日 10時) (
レス) @page20 id: 6590863194 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 初めまして！界くんの夢主ちゃんへの愛がひしひしと伝わってきてとてもキュンキュンして読ませて頂いております！！次回の更新も楽しみにしています！ (2022年12月3日 15時) (レス) id: e9a63b31f5 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 続きを楽しみにしてます！ (2022年9月8日 12時) (レス) @page15 id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
りおな(プロフ) - この物語面白いです‼︎更新楽しみにしてます‼︎待ってます (2022年8月5日 10時) (レス) id: 6ae3b63c2c (このIDを非表示/違反報告)
翔(プロフ) - 初めまして、界好きなのでありがとうございます。展開が面白いです。更新楽しみにしております。 (2021年12月19日 12時) (レス) @page19 id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：異端 | 作成日時：2021年10月24日 13時
