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太宰さんと6月19日。1 ページ3

太宰さんと6月19日

太「うう〜…ん?金縛り…?」

私は起き始めてしまった治さんの上で、彼が完全に起きる前にぱあん、とクラッカーを鳴らす。

『治さん!お誕生日おめでとうございます!!』

びくりと体を震わせた後、ゆっくりと肘を立てて上半身を起こす治さん。

太「…ありがとう。で、何してるの?」

『せっかくの日に寝ていたらもったいないですもん。』

太「んんん?うーんとね、だからね、なんで、私の部屋にいて、私の上にいるのかな?」

私は現在、お布団に寝ている治さんの上に馬乗りになっている。

『起こしに来ました!』

太「今日は非番だし、もっといい起こし方あったと思うのだけど…。」

『治さん!お出かけしましょう!』

太「この子は聞く気ないね?」

ばっと治さんの上から立ち上がり、キッチンへ向かう。勝手に用意していた朝ごはんをローテーブルに運ぶ。

太「うう…今何時…?」

「5時!?」なんて声を聞きつつ、あせあせと料理を用意し、マグカップにコーヒーをいれる。

太「…どこにいくの?」

マグカップを両手にくるりと振り返る。

『探偵社です!』

太「…は?」



『おはようございます、治さん30秒後に入ります!』

治さんに30秒数えてから入ってきてね、と告げ、探偵社の扉を開く。

国「…『治さんには内緒で会を開きましょう!』とか言ってたのはどこのどいつだ。ばればれだろう。」

国木田さんがクイッとメガネを持ち上げる。その後ろで賢治くんがクラッカーを嬉しそうに掲げる。

賢「いいじゃないですか!用意オッケーですよ!」

全員揃っている事を確認して、扉を開ける。

『治さん、入って大丈夫です!』

太「あれ?私30秒数えてたんだけど意味なくない?」

扉から手を離し、皆の元へと走る。ゆっくりと扉が開き、治さんが顔を出す。

『治さん、お誕生日、』

「おめでとう!」

皆の声が重なる。与謝野女医が治さんの肩を掴み、ソファーに座らせる。

与「今日は飲もうじゃないか。」

太「あ、朝からですか?」

『飲みましょう!』

太「Aちゃんはお酒弱いんだからやめときなさい。」

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めぐ(プロフ) - 坂竹会長さん» ありがとうございます、更新が遅くなっていて申し訳ないです…。リモート○○がストレスで体調を崩しつつもやらなくてはならない事が積まれていく、といった状況で更新が進んでおりません。ゆっくりにはなりますが、続けて行くと思うので、よろしくお願いします! (2020年6月19日 0時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 続編(?)おめでとうございます!!いつもいつもキュンキュン…いや、ギュンギュンしながら見てますッッ!!学業などが始まり大変忙しい時期ですが体調に気をつけて頑張ってください! (2020年6月13日 7時) (レス) id: 49f17fb925 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めぐ | 作成日時:2020年6月13日 1時

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