太宰さんとお風呂上がり。2 ページ43
太股を撫でていた手を腰に回し、もう片方の手で顔にかかる髪を指で耳にかける。すると見える真っ赤な顔。その手を熱い頬に添える。
太「ね、どうなんだい?そうやって誰彼構わず男を誘うのかい?」
彼女は更に顔を赤く染める。
ずっと膝立ちしていた彼女は、私の膝の上にゆっくり腰を下ろす。そしてぎゅっと私の首に腕を回す。肩に顔を埋めるせいで私からは表情が見えない。彼女の頬にあった手は頬を離れ、少し癖の入った髪を弄る。
『治さん、だけ、です…いつもの格好ではあるけれど…人前ではしません。』
太「…私は男どころか人と思われていないという事…?」
『ちが!い、ます…』
バッと顔をあげ、否定するが、だんだん小さくなる声と一緒にまた肩に顔を埋める。
太「じゃあどういう事なんだい?」
『治さんだから……』
…可愛い。
太「ちょっとよく分からないのだけど。」
嘘。
『…治さんは、何も、思って、くれないの、ですか…?』
はあ。大きなため息をつく。ビクリと震える肩。宥めるように髪を梳かす。
太「閨に誘ってるっていうことでいいのかな?」
ぴくりと腰を揺らした彼女。ぎゅうっと首に回した腕に力が入る。そして小さくコクンと頷く頭。
太「ねえ、顔を見せてくれないかい?」
ふるふると頭が横に振られ、パサパサと髪が頬に触れるのも心地いい。
太「据え膳食わぬは男の恥っていうもの。
…最後までちゃあんと、食べてあげなきゃねぇ。」
『んんっ…』
出来るだけ甘く、優しく、吐息を含ませながら耳に注ぎ込む。
僅かに揺れる腰を腕の力だけで引き寄せる。
そして髪を撫でながら、甘い蜜をかける。
太「大丈夫、全て私に委ねたまえ。
最高に気持ちよくしてあげよう。」
夜は長い。
ーーーーーーーーーー
Twitter作りました!
@memememegusan
こちらに続きをあげられない時とか、ごめんねツイートとかするかもです。お絵描きとかショート夢小説とか腐腐腐な妄想もあげるかもしれないです。
私の感情の海と思っていただければ…。
お友達ゼロなので良ければどうぞ(*˙︶˙*)
ラッキーアイテム
外套
168人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月 - めぐ様の作品いつも楽しみに、見させてもらってます!太宰さんの一言一言でニヤけてしまいます(笑)これからも、番外編楽しみにしています!めぐ様、応援しています!! (2020年5月27日 21時) (レス) id: 40d6e906a3 (このIDを非表示/違反報告)
ニケ(プロフ) - お返事ありがとうございます!いつも素敵な作品ありがとうございます。このご時世なので体調はお大事にして下さいね (2020年5月16日 23時) (レス) id: e4acd479d7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ニケさん» 読んでいただきありがとうございます!異能!たしかに番外編ではあまり触れていませんでしたね!教えてくださってありがとうございます! (2020年5月16日 18時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
ニケ(プロフ) - シリーズ読ませて頂いてます!太宰さんと主人公のほのぼの感がとても好きで、ストーリーが面白いです!私は主人公の異能絡みの話を読んでみたいです!(主人公の異能の成長さや、狙われるとか…です!)厚かましくすみません。更新頑張って下さい!応援してます (2020年5月16日 16時) (レス) id: e4acd479d7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ぽっくさん» 初めまして、コメントありがとうございます。夜しか眠れないのなら集中してじっくり眠ってくださいね!(?)これからも応援よろしくお願いします(〃'▽'〃) (2020年5月11日 14時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めぐ | 作成日時:2020年4月27日 17時