太宰さんと理久。1 ページ40
太「そういえば、理久くんってどんな事ができるの?」
部屋でのんびりしている中、治さんがローテーブルに頬杖をついて尋ねてきた。
『どうなのでしょう。』
理「太宰より色々出来ると思う。」
太「やあ、久しぶり!」
何の前触れもなく出てくる私の異能生命体。
『理久、そういう事言わないで。』
ぶっきらぼうな青年「理久」は私の異能で、呼び出す事も出来るし、今のように勝手に出てくる事もある。
『何故勝手に異能出てきちゃうのだろう…私探偵社員だよね…制御できるはずじゃ…。』
太「たしかに。不思議だね。そこも今日は解明していこうか!」
『できるのでしょうか…』
太「まずは、君の出来る事、教えて欲しいな。」
理「…」
『理久?』
治さんが聞くと黙ってしまう理久。どうしたのかと顔を覗き込む。
理「Aが聞きたいなら答える。」
太「ひねくれてるなぁ…」
『す、すみません…』
太「じゃあ防御もできるし攻撃もできるんだね。」
芥川と対面した時に初めて見た防御。いつも戦闘になった時に銃を渡していたが、自分で作り出す事が出来たという事。
『あれ?私の異能最強じゃない…?』
理「そうだよ、俺使える子でしょ?太宰なんていらないでしょ。」
太「うんん???私なんかすっごい敵対されてる???」
理久は高い位置にある頭をこちらに下げ、撫でろ、と言わんばかりにじっと見つめてくる。さらさらの髪を梳く様に撫でる。
理「最近太宰がずっとAに触れてるせいで出てこられないんだ。ねえ、もっと撫でて。」
本当の弟の様で嬉しくなり、わしゃわしゃと髪を乱しながら撫でる。
太「理久くんの攻撃や防御は私に効くのかな。理久くん自体に触れたら消えちゃうから効かないのかも。」
治さんは私の腕をペタペタと触る。
太「あれ?これ…私が理久くんに触れなければ3ぴ」
理「Aにそういう事教えるな。」
『何?』
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外套
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月 - めぐ様の作品いつも楽しみに、見させてもらってます!太宰さんの一言一言でニヤけてしまいます(笑)これからも、番外編楽しみにしています!めぐ様、応援しています!! (2020年5月27日 21時) (レス) id: 40d6e906a3 (このIDを非表示/違反報告)
ニケ(プロフ) - お返事ありがとうございます!いつも素敵な作品ありがとうございます。このご時世なので体調はお大事にして下さいね (2020年5月16日 23時) (レス) id: e4acd479d7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ニケさん» 読んでいただきありがとうございます!異能!たしかに番外編ではあまり触れていませんでしたね!教えてくださってありがとうございます! (2020年5月16日 18時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
ニケ(プロフ) - シリーズ読ませて頂いてます!太宰さんと主人公のほのぼの感がとても好きで、ストーリーが面白いです!私は主人公の異能絡みの話を読んでみたいです!(主人公の異能の成長さや、狙われるとか…です!)厚かましくすみません。更新頑張って下さい!応援してます (2020年5月16日 16時) (レス) id: e4acd479d7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ぽっくさん» 初めまして、コメントありがとうございます。夜しか眠れないのなら集中してじっくり眠ってくださいね!(?)これからも応援よろしくお願いします(〃'▽'〃) (2020年5月11日 14時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぐ | 作成日時:2020年4月27日 17時