太宰さんは天才。3 ページ34
太「うう…?」
ご飯がもう少しで炊ける、という所で、治さんが目を覚ました。
『おはようございます、少しは寝られましたか?お風呂、先入ってきますか?』
太「…」
何も言わない。
『もう少しで出来るので、入ってきてください?』
そう言ってぼーっとしている治さんの腕を引き、お風呂まで連れて行った。
ご飯を作り終わり、いつでも出せる状態にしてから、いつになっても出てこない治さんが気になり、お風呂に様子を伺いに行く。
『治さん?』
お風呂場の磨りガラスを覗くと、しゃがんで全く動かない影。
『治さん?開けますよ…?』
服を着たまま、ザーザーとお湯を流した治さん。
『…治さん、服脱ぎましょ。』
シャワーに濡れながら、ワイシャツのボタンを一つ一つ開ける。すると突然抱き締められる。
『治さん?』
流石に下を脱がすわけにもいかず、どうしよう…と困っていると、治さんが少し離れてこちらを見上げてきた。
太「あたま、あらって?」
ズボンは諦めて、シャンプーを手に出す。自身の胸元にあるびしょびしょの治さんの髪に触れる。わしわしと洗ってあげるが、上手く洗えてるのだろうか。
『治さん、気持ちい?』
太「ん。もう大丈夫。自分で出来る。」
『そう?じゃあ…』
太「Aも濡れちゃったしシャンプーまみれになっちゃったでしょ?僕が洗ってあげる。」
『え?』
ラッキーアイテム
外套
168人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月 - めぐ様の作品いつも楽しみに、見させてもらってます!太宰さんの一言一言でニヤけてしまいます(笑)これからも、番外編楽しみにしています!めぐ様、応援しています!! (2020年5月27日 21時) (レス) id: 40d6e906a3 (このIDを非表示/違反報告)
ニケ(プロフ) - お返事ありがとうございます!いつも素敵な作品ありがとうございます。このご時世なので体調はお大事にして下さいね (2020年5月16日 23時) (レス) id: e4acd479d7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ニケさん» 読んでいただきありがとうございます!異能!たしかに番外編ではあまり触れていませんでしたね!教えてくださってありがとうございます! (2020年5月16日 18時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
ニケ(プロフ) - シリーズ読ませて頂いてます!太宰さんと主人公のほのぼの感がとても好きで、ストーリーが面白いです!私は主人公の異能絡みの話を読んでみたいです!(主人公の異能の成長さや、狙われるとか…です!)厚かましくすみません。更新頑張って下さい!応援してます (2020年5月16日 16時) (レス) id: e4acd479d7 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - ぽっくさん» 初めまして、コメントありがとうございます。夜しか眠れないのなら集中してじっくり眠ってくださいね!(?)これからも応援よろしくお願いします(〃'▽'〃) (2020年5月11日 14時) (レス) id: 6e196d0d59 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めぐ | 作成日時:2020年4月27日 17時