ジョンイナの朝 ページ5
「…イナ、…イナ」
遠くで誰かが俺を呼んでる…？
「…ジョンイナ」
…A…？
「ジョンイナ！！」
ーパチッ
「あーやっと起きてくれた！」
KI「ヒョン…」
SH「朝だよーホラ、起きて。朝ごはん冷めるよ。」
KI「……ん…」
最近Aが起こしてくれない。
いや、めんどくさがりだから、なかなか起きない俺を起こすのが嫌なんだろうけど。
KI「……すー…」
SH「えっ？ジョンイナ？！起きてよー！」
俺はワガママだから…Aでないと起きない…ヒョンじゃなくて。
Aが来てくれるまで絶対起きてやんない。
SH「ジョンイナー！涙 Aー！ジョンイナ起きないー！涙」
「えー！起こし方が悪いんだよー…」
リビングからAの声が聞こえる。
ーガチャ
SH「Aー！僕じゃ起きない！」
「嫌われてるんじゃない。笑」
SH「えぇっ？！そんな！」
ヒョン、嫌ってないですよ。Aも余計なコトを言わないでよ。ヒョンめんどくさいんだから…。
「ジョンイナ、起きろ！」
KI「………起こして」
「…仕方ないな…ホラ」
そう言って手を引いてくれる。
KI「……おはよ」
「おはよう。毎朝毎朝めんどくさい子だね。」
KI「…んー」
「まぁ、かわいいから許す。」
KI「…………」
Aはいつも俺の事をかわいいって言う。
俺を男としては見てくれていないんだろうな…。
それが悔しくて俺はヌナって呼ばない。
「明日こそちゃんと起きてよー？」
明日もきっとAが来るまで起きないつもりだよ。
KI「どうだろ…」
「早く着替えてきなね。」
なんだかんだでAは来てくれるよね。
ホント、いつもありがとな。
恥ずかしいから心の中で、そうつぶやく。
SH「ジョンイナ…」
あ、ヒョンまだいたの？
SH「僕の事嫌いじゃないよな！？なぁ？！」
A…今日のダンスレッスン覚えとけよ…。
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作者名：ギュ | 作成日時：2017年5月25日 23時
