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放課後。
KI「帰ろ。チキン。」
「…覚えていたか…！」
KI「奢ってくれるんだろ？」
「あー仕方ないな！」
TM「おーっとデートですか〜？ひゅ〜♡」
うるさいの来た。
「…テミンおっさんみたいだよ。」
照れ隠しで憎まれ口をたたく。
TM「いや〜ジョンインと付き合い始めてからAかわいくなったなぁ〜。顔以外。」
「死にたいの？」
顔以外って女の子に言うセリフじゃなくない？
そんなこと言われなくたって自分で分かってるし！
TM「体型もかわいいしな！この辺とか！」
そう言って私の胸を刺す。
「死ね！」
思いっきしカバンで背中を殴ってやった。
TM「いっっだー！やっぱりかわいくねー！」
ジニョン「もうテミン！あんまりからかわないの！一応Aも女の子なんだから。」
一応って…ジニョンさん、フォローになってないよ…。
「ふんっ、ジョンイン行こ！」
KI「んー。じゃなーテミン、ジニョンー。」
KI「ん。」
教室を出るとジョンインが手を差しのべる。
恥ずかしいな…。
外に出てからでよくない？
とか思いながらも差しのべられた手を握る。
「ジョンインの手冷たい。」
KI「人のコト言えるのかよ。Aの手のが冷たい。」
「あー心が広く温かいからね。」
KI「ふっ笑 バカのセリフ 笑 」
かわいいヤツめ。
手をグーにして口元を抑えて笑っている。
厚手のセーターのせいで萌え袖になってるから余計にかわいい。
KI「…なに？」
「…かわいいなーって」
KI「は 笑 何それ、嬉しくない。」
「いや、褒めてる褒めてる。かわいいよ。」
KI「だから嬉しくねぇって。つかAのがかわいいし。」
「は！？」
思いもよらぬ返答に無駄に大きな声が出てしまった。
KI「ふふ、ホラ。顔真っ赤！」
そう言うと私の頬に手を添える。
KI「さらに赤くなった。」
「〜うわぁああぁあ！」
恥ずかしくなってわーって髪の毛を掻き回す。
KI「ハハハ！テミンもそういうとこがかわいいって言いたかったんだろな。」
「ふん、体もかわいいですよ！かわいいのは顔以外ですよ！」
…はぁ、自分で言うのが一番悲しかったりする…。
KI「拗ねるなって。ほら、早くチキン！」
そしてお目当てのチキンを購入し、2人で頬張る。
朝のチャニョルからの電話のことなんて、この時はすっかり忘れていた。
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作者名：ギュ | 作成日時：2016年2月23日 7時
