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まったく！
ジニョンもあんなヤツのどこがいいんだか！
ダンダンと音を立てながら廊下を歩く。
ーグイッ
「ぅわっ！」
階段を登ろうとしたら、後ろから腕を引っ張られた。
「ビックリした！誰よもう！危ないじゃ…」
振り返るととそこにはチャニョルがいた。
「……何？」
CY「話したいんだけど。」
「……何。」
CY「とりあえず場所変えよう。」
「ココで話して。ココで話せないような話なら聞きたくない。」
CY「………。」
なんでそんな不機嫌そうなの？何が気に入らないの？私が何をしたっていうの？
「…話ないならもう行くね。」
CY「………A…」
どうしてそんな悲しそうに私の名前を呼ぶの？
やめてよ。
「…もう行くから腕離して。」
何かを言うわけでもなく、相変わらず不機嫌そうで、なかなか腕を離してくれない。
KI「A探したよ！どこにいたの？」
「…ジョンイン。」
KI「あれ先輩？どうしたんですか？」
CY「………。」
ジョンインが現れるとチャニョルの顔がますます怖い顔になった。
KI「あー、離してもらえます？これから昼メシ食べるんで。」
CY「………。」
ジョンインがそう言うと乱暴に腕を離し、一言も喋らずチャニョルは行ってしまった。
「………。」
KI「…大丈夫？」
「…うん、大丈夫。ありがとう…ジョンイン。」
KI「弁当まだ全部食べれてないだろ？食べよ。」
「…うん。」
空き教室に入って、食べかけのお弁当を食べる。
KI「…なぁ、朝のアレなんだけど。」
「うん、ありがとね…本当に助かったよ。」
KI「いや、そうじゃなくて…本当に付き合わない？」
「…………え？」
KI「だから本当に付き合あおうって。」
「……急にどうしたの？」
顔中が赤くなってるのが自分でも分かる。
KI「俺、Aが好き。ずっと好きだったんだ。」
「………でも、」
KI「…チャニョル先輩が好きなの知ってるよ。」
「………ハハ、よく気がついたね。」
バレていたんだ。上手く隠してるつもりだったんだけどな。
KI「うん、ずっとAの事見てたから。」
ボンッて音がなりそうなくらい顔が熱くなる。
KI「……A？」
「……よくないよ…」
KI「…なんで？」
「ジョンインの気持ちはすごく嬉しい。でも私の中にいるのは…」
KI「構わない。」
「…でも」
KI「俺はそれでも構わない。Aの一番になれるように、チャニョル先輩の事忘れさせるから…」
「……。」
KI「俺にチャンスくれないか？」
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作者名：ギュ | 作成日時：2016年2月23日 7時
