11 ページ11
「お腹いっぱいだね。」
KI「俺より食ってたもんな。」
「うるさい。私がお金だしたんだもん。」
KI「チキン食ってブタになるとか 笑」
「テミンと一緒に死にたいの？」
KI「ハハハ、冗談 笑」
時間がゆっくりまわっているように感じていたのに、いつの間にか家の前に着いていた。
「ありがとう。気をつけてね。」
KI「ん。夜電話するな。」
「うん。また明日。」
ジョンインが角を曲がるまで見送ってから家に入る。
すると見慣れない靴が玄関に並んでいた。
私には兄弟がいない。
いや、そんな事を考えなくても誰のものなのかは予想がつく。
リビングから楽しそうな声が漏れていた。
その声の中にはアイツのも混じっていた。
そういえば朝電話無視したまんまだったな。
カトクも見てないし。
「…ただいま」
リビングには行かず、部屋に直行。
お母さんにご飯食べてきたとカトクしてから、部屋着に着替える。
ーコンコン
誰かがノックした。
いや誰なのかは分かってるんだけど。
「……。」
ーコンコン
「………A、いるんだろ？開けるよ。」
「……着替えてるからダメ。帰って。」
着替えなんてとっくに済ましてるけど。
しばらくだんまりを続けると階段を降りていく音がした。
…それがなんだか寂しく感じたのはきっと気のせいだ。
それからは何事も無かったようにジョンインと電話する。
「また明日ねー」
電話を切り、ベッドに横になる。
…ジョンインって意外と構ってちゃんなんだな。
ふん、かわいいやつめ。
これじゃ、どっちが彼氏でどっちが彼女か分からないな。
あー喉乾いたな。
リビング行くのめんどくさいなと思いながら、重たい腰を上げる。
・
・
「……………なんでいるの。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 55人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ギュ | 作成日時：2016年2月23日 7時
