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教室に入ると、誰とも目を合わさず、挨拶もせず自分の席に着く。
ジニョン「どうかされましたかー。」
テミン「どうしたのでしょうかねー。」
HRまで寝てようと思ってたらウチのクラスのバカップルに絡まれる。
「うるさい、眠い、寝る。」
TM「不貞寝だ、不貞寝！笑」
何が面白いんだクソ野郎！
恨めしそうにテミンを睨むと怖い怖いと今登校したばかりのジョンインの後ろに隠れる。
KI「どうしたの？」
眠そうにジョンインが席に着く。
ジョンインは私の席の隣なのだ。
「眠たいのにテミンが邪魔をする。」
KI「それは許せないな。笑」
「つーことで寝る。」
TM「何だそれ 笑 あ、ジニョン売店行かなきゃ！忘れてた、新しいシューズ買わないと。」
ジニョン「あー、ボロボロだもんね。」
二人は楽しそうに売店に向かった。
よし、静かになった。寝よ。
「……何？」
視線を感じて、寝ようにも寝れない。
何故かジョンインが真向いに移動していて私の顔をのぞき込んでいる。
「…顔が近いんですけど。」
KI「…気にしすぎじゃない？」
「……。」
KI「何かあったの？笑」
何が面白いんだクソ野郎。(２回目)
クスクス笑いながら聞いてくる。
KI「言いたくないならいいけど。」
「…今優しくされると好きになっちゃうよ？」
KI「…ホントに？」
「冗談だよ。」
ため息つきながら返す。
すると真面目な顔してジョンインは私の手を握った。
「ジョ、…ジョンイン？」
突然の事に驚く。
KI「俺さ…」
「……。」
KI「…いや、やっぱやめとく。」
そう言うと自分の席にもどる。
なんだ、なんだ？
なぜか手は握られたまんまだし…。
超恥ずかしいんだけど！
新種の嫌がらせか？
心臓バックバクやで！？
すると教室内がザワザワし始めた。
入り口に視線を向けると一番会いたくないカップルがいた。
わざわざ教室まで御苦労なことで。
ミナ「おはよー！」
男共「おはよー！ミナちゃん！」
あぁ、イライラする。
あの二人を見ると自分がどんどん嫌な人間になっていってる様な気がする。
残念な事にミナちゃんの席は私の後。
彼女がこっち側にやってくる。
ミナ「おはよー！ジョンイン君！」
KI「おはよう。」
分かっててやってんのかな？
まるで私の事なんて見えていない様にジョンインに挨拶をする。
CY「…A。」
するとチャニョルが機嫌悪そうに私を呼ぶ。
つか、教室に入ってくるなよ。
「……何？」
CY「…何で手繋いでんの？」
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作者名：ギュ | 作成日時：2016年2月23日 7時
