5 ページ5
.
わたしと、話してみたい、、?
「んふ、そうなんですか?」
?「うん、俺が初めてこの街にきて、初めてこの電車乗って、初めて新しい高校に通うことになった日。君が乗ってきたの。
鞄についてるそのストラップに目がいってさ、」
そう言ってわたしの鞄についてるストラップを触る。
AAAのグッズのひとつ。ではなく、
その横についているお花でできたオレンジのストラップを触っている。
?「にっしーでしょ、好きなの。
ストラップまでオレンジにしてかわいいなあって」
かわいい、、
?「で、そのあとおばあちゃんが乗ってきてさ、」
「あ!席譲ったやつ!」
?「そうそう。俺と君同時に立ち上がってさ、
俺が席譲っちゃったから恥ずかしそうに君が座ってて。」
だからあの時、
わたしの前に立ってくれたんだ、、
?「正直学校不安でさ、初めての音楽の学校だから余計に、、でも、君のおかげでそんなの吹っ飛んだんだ。」
感謝してるの、って言いながら
ストラップをぽんぽんと触っている。
?「君は、大学生?どこ行ってるの?」
________________________________________
それからわたしたちは色んな話をした。
そして新しく知ったこと。
"あのひと"はわたしの一個上。今は大学三年生。
そして、AAAが好き。歌手になりたい。
あと、わたしのことをずっと気にかけていてくれた
ということ。
"あのひと"に初めて物をもらった日も
わたしが大学一年生、
"あのひと"が大学二年生の夏頃。
________________________________________
電車で出会うたび、
_____ また、会いましたね。
そう言って笑いかけてくる。
.
20人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なな - とても感動しました! (2019年3月14日 1時) (レス) id: 01e4e472a4 (このIDを非表示/違反報告)
hrmt.k ..(プロフ) - ゆなさん» ゆなさん、コメントありがとうございます!そう言って頂けてすごく嬉しいです。満足していただける結末になるかわかりませんが、精一杯書かせていただきますねo(^_^)o (2019年1月13日 5時) (レス) id: b80cc3b60b (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 読ませて頂きました。続きが気になって仕方がありません。楽しみに待ってます。 (2019年1月13日 3時) (レス) id: 1e3e43fc2a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:hrmt.k .. | 作成日時:2019年1月11日 10時