502話 ページ23
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「あれ?」
朝目が覚めると変わらない病院の風景からひとつなくなっているものがある。隣の桂だ。
既に見舞いに来てくれていた沖田に隣に人がいなかったか聞くと「いやせんよ」と真顔で答える。
「あ、そーなの」
沖田「誰かいたんですかィ」
「ううん、いなかったいなかった」
沖田「・・・ふーん」
看護師さんが持ってきてくれた朝食を何故か沖田が食べているという異様な光景。
仕方無く桂のために持ってきた朝食を私が食べる。
桂のために持ってきているという事は看護師に内緒で抜け出したのだろう。
沖田「やっぱり隣に誰かいたんでしょ」
「いなかったってば」
沖田「じゃあなんで飯が届けられてるんでィ?」
「アンタが食べるから持ってきてくれただけでしょ。つーかなんでお前食べてんだよ」
不思議そうに私を見る沖田を小突きカレンダーを見た。あと数日でこの病院生活ともおさらばできる。
綺麗に平らげた朝食の皿を看護師さんは持っていく。
看護師「Aさん、今度は無茶しちゃダメですよ」
「そうですねぇ。また近藤さんがピンチの時は守っちゃうと思いますけど」
看護師「隊士の前に女の子って事を忘れちゃダメですよ」
「ちょっと沖田聞いた今のセリフ!女の子なの私!」
沖田「え?何処に女なんかいやす?俺には見えねーや」
「おい」
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堕天使(プロフ) - 銀色ミカンさん» わかります、ギャップ。いいですよね、沖田。神谷は何だかんだで万事屋大好きなのですぐ行きますよ(笑)コメントありがとうございました! (2016年7月13日 18時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - サヤルさん» 天才だなんて・・・そんなことないですよ。ありがとうございます(笑) (2016年7月13日 18時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - おお、沖田。やっぱイケメン。私はギャップが好きですね。沖田のドSの中にある正義感とか。意外〜っていうのが好きです。あ、私の話になっちゃってすみません。続き楽しみにしてます。夢主ちゃんが真選組に帰らずに、万事屋にいったのがらしくていいですね(笑) (2016年7月13日 17時) (レス) id: 220d4c1752 (このIDを非表示/違反報告)
サヤル(プロフ) - 堕天使さん» お、面白すぎです!天才様! (2016年7月13日 14時) (レス) id: d347fa0786 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 野菜。さん» 私と好みが似てるんですかね?(笑)これからも楽しめるようなお話頑張って書こうと思います。コメントありがとうございました! (2016年7月12日 19時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年7月7日 0時