240話 ページ49
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食堂には、お昼後にも関わらずチラホラ人はいた。「みんなお仕事お疲れ様です」と呟くと「まるで他人事だな」と沖田が言った。
おばちゃんにお昼の定食を頼むと、快く了承し作り始めてくれた。
この時間帯は暇なのか、わざわざ私達が座っている席まで持って来てくれて、「いただきます!」と元気よく言えば「おかわりもあるからね」と優しく微笑んだ。
「おばちゃん愛してる・・・!」
沖田「うわあ、おばちゃんが可哀想」
「ひっどい奴だなお前は」
相変わらずの会話が続くと、沖田は「さっきはすいやせんでした」と素直に謝った。
「いいよいいよー気にしてないし!」と笑ってやれば、「じゃあこれからは背後にお気を付けて」と恐ろしい事を言い出したので、机の下で足を踏んだ。
「殆ど自業自得だしね!謝ってくれてありがと」
素直に謝ってくれた沖田の頭を撫でてあげると、その隙にコロッケを一つ盗まれる。
「ちょ、私のコロッケ・・・!」と沖田の口に吸い込まれるコロッケに嘆いていると「あぁ美味しい」と黒い黒い笑みを浮かべた。
「おばちゃあん!コロッケ追加!」
おばさん「ごめんね、コロッケはそれで最後なの!」
「沖田ァァ!食べ物の恨みは怖いんだからな!覚えとけよ!!」
沖田「上等でさァ」
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堕天使(プロフ) - ルナさん» ありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年3月6日 14時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
ルナ - 全て読ませていただきました。とても面白いです!続きが待ち遠しいです。更新頑張ってください! (2016年3月6日 13時) (レス) id: e809dd5f49 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ゆずさん» 嬉しいです!更新頑張ります! (2016年3月5日 18時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 一気に読ませて頂きました。この作品とても好きです。ハマります(笑)読みやすいです。更新頑張って下さい! (2016年3月5日 18時) (レス) id: 4f2cc3a92c (このIDを非表示/違反報告)
RIYU(プロフ) - 堕天使さん» ほんとにそうですね(笑)頑張って下さい! (2016年2月5日 21時) (レス) id: 86117377cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年2月3日 18時