1230話 ページ36
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「・・・っよし、土方さん、お願いします」
息を整え刀を握る手に力を込める。土方さんは「御用改めである!真選組だァア!」といつもの言葉を叫び、扉は開かれた。
酒屋の二階にアジトを置いていた攘夷志士達を斬り倒していく中、少し手が震える。
だが切り替えて向かってくる男に刃先を向け、振り下ろした。
払うようにして横に刀を振るのでそれをしゃがんで避けて男の後ろへ回り斬ろうとする。でもそれを避けられてしまってガキンッと刀を交え、激しい攻防の末腹に突き刺す。
「・・・・・・・・・終わった、」
戦いを終えた私はへにゃりと地面に倒れ込む。いつもはこんなことなかったのに、相当気を張っていたのだろう。「大丈夫か」と土方さんが手を差し伸べてくれて、その手を掴んで立ち上がると刀を鞘にしまった。
沖田「良かったんですかィ殺して。当初は峰打ちで行く予定だったじゃねーですか」
土方「あァ大丈夫だ。コイツら最近の事件とは全く関係ないことがわかった。ただの過激派攘夷志士だから」
沖田と土方さんは転がる死体を見ながら話していた。私は疲労感に襲われため息をついていたのだが、女の子に注意されたことを思い出し、口を塞ぐ。
私を置いて部屋を出て行く皆の背中を追う。「天国では悪い事すんなよ攘夷志士さん」と部屋に言い残し、片付けを待った。
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堕天使(プロフ) - 総悟さーてぃーんさん» 良かったです(笑) (2016年12月23日 17時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
総悟さーてぃーん - 総悟に抱きしめられて、きゅんってした………。 (2016年12月23日 17時) (レス) id: 18c20afe58 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 総悟13さん» 自分でもびっくりしてるよ(笑) (2016年11月23日 22時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
総悟13(プロフ) - え、早い...(笑) (2016年11月23日 21時) (レス) id: 3ea384c674 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 祢琥さん» ありがとうございます(笑)時間に追われて急いで書いた薄っぺらいギャグなので、そう言っていただけて嬉しいです、ホッとしました(笑)更新頑張ります! (2016年11月23日 19時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年11月19日 16時