1210話 ページ16
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沖田「Aさん、突入オーケー」
「ん。御用改めである真選組だァアア!」
粛清対象者は過激派攘夷浪士の指名手配犯である。リーダーの名前は大林。潜伏しているとの情報が入った吉原のとある店に突入をすると、今まさに宴会をしていたらしくお酒や料理が散乱し、遊女と思われる女性が数名居た。
逃げようとした男を斬ると「リーダーだけでも・・・逃げて・・・!」と最期の言葉を口にする。その言葉を聞いて逃げようとしたリーダーと思しき人物。それは私の知っている顔だった。
「・・・・・・大林・・・サン」
リーダーの名前が大林と聞いた時に、何故気付かなかったのだろう。目の前にいるのは私の事を助けてくれた、あの大林さん。
「貴方は・・・敵である私に名前を教えた大馬鹿者ですね」と言って騙されたという事に苛立ち刀を握り締めると大林さんも刀を抜いた。
大林「・・・でも俺、女の子は斬れないな」
「・・・っ、」
大林「斬るなら斬っていいよ。君に斬られるなら俺はそれでいい」
「ごめん・・・なさい・・・っ」
歯を食いしばり、流れる涙を拭って。
刀を握る手に力を込めて、私は大林さんの身体を斬った。倒れゆく大林さんの身体を見つめながら「好き、でした」と呟くと向かってくる浪士に刀を向ける。
「・・・好き、でした。本当に」
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堕天使(プロフ) - 総悟さーてぃーんさん» 良かったです(笑) (2016年12月23日 17時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
総悟さーてぃーん - 総悟に抱きしめられて、きゅんってした………。 (2016年12月23日 17時) (レス) id: 18c20afe58 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 総悟13さん» 自分でもびっくりしてるよ(笑) (2016年11月23日 22時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
総悟13(プロフ) - え、早い...(笑) (2016年11月23日 21時) (レス) id: 3ea384c674 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 祢琥さん» ありがとうございます(笑)時間に追われて急いで書いた薄っぺらいギャグなので、そう言っていただけて嬉しいです、ホッとしました(笑)更新頑張ります! (2016年11月23日 19時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年11月19日 16時