５２話 ページ5
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「万事屋に関わったらダメとか言ってましたっけ？」
土方「･･･言ってねーけど」
「じゃあ良いじゃないですか、悪い人達じゃないでしょう？」
歩く足は止めず話を続ける私たちの間には謎の距離がある気がした。
「大体関わったって土方さんには関係ないでしょ。私の勝手！」とそっぽを向けばポツリと。
土方「･･･関係ある、一応」
全く先の見えない会話に若干の苛立ちを抑えながら「どんな？」聞くと、「そりゃあ･･･自分で考えろ」と無責任な答えが返ってきて私は眉を顰める。
考えるのも面倒なので「知りませんよそんなの〜」と遠くを見ながら呆れたように言えば「じゃあ少し例え話な」と言う。
「おー、そういうのいいですね！」と乗り気になってどんな例え話が来るのか期待しているとよく分からないことを言い出した。
土方「例えば、マヨネーズの王様に1人のメシサマっていう奴がいるとする。で、マヨネーズの王様にはライバルがいる。･･･ケチャップの王様だ」
「･･･」
土方「マヨネーズの王様のメシサマがケチャップの魔の手にかかり、結局はケチャップライスになってしまう」
「･････････で？つーか私はケチャップライスの方が好きですけど」
それ例え話になってるのか？等と多少の疑問は浮かんでくるがその後を聞いた。
ケチャップライスを卵で包んであっという間にオムライスの出来上がりー･･･なんて呑気なことも考え出す。
あぁ、オムライスが食べたくなってきた。
土方「で？ってお前･･･。神谷がマヨネーズの王様の立場だったらどうするよ」
「あー、私がマヨ王だったら確かに嫌ですね。つーかまずマヨ王になるのが嫌ですね。」
「マヨ王じゃねェ。マヨネーズの王様だモナ王みたいに言うな」とどうでも良いツッコミが入った後頭を働かせ例え話を簡潔にまとめた。
つまり、土方さんは私が旦那に取られるのが嫌だってことか。
「土方さんって私の事大切な奴って思ってるんですか！うわ！まずは沖田にでも教えてあげなきゃ･･･」
土方「勘違いすんな！そして総悟にだけは言うんじゃねェぞ！」
その後も私の事好きなんですか？とからかえばとうとうシカトされたのだった。
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からちぇ - すごく面白いですね！毎日の楽しみになってます（笑）これからもお体に気を付けて頑張って下さい！応援してます！ (2020年5月12日 22時) (
レス) id: b750728265 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - うわぁさん» ありがとうございます！！現在63まで行っているので、ゆっくりまったり好きな時に読んでいただけたらこちらも嬉しい限りです！！ (2017年11月26日 11時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
うわぁ - めっちゃおもろいです！結構長いんで楽しめる時間めっちゃ増えて嬉しいわ！ (2017年11月26日 11時) (レス) id: 048bdd389f (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 小鈴さん» 頑張ります頑張ります！応援に応えます！笑笑 (2017年3月13日 16時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
小鈴 - 頑張ってください！応援してます！ (2017年3月13日 16時) (レス) id: ba887d76ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕天使
| 作成日時：2015年11月26日 16時
