【銀魂】女隊士と愉快な仲間達２

７２話 ページ25

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沖田「ほらAさん、あーん」

「あー･･･ん」



ああ駄目だ。頭が痛い。沖田にあーんされるとか屈辱でしかないけど抵抗する元気もない。

「これ沖田作ったおかゆ？」と聞けば「いやヤマザ･･･そうでィ。俺が作りやした」と笑う。

今絶対山崎って言おうとしてただろ。



「美味しかった。ありがと」

沖田「ん。後は黙って寝てなせィ」



布団を首まで掛けてくれた沖田は私の頭を撫でる。「どういう風の吹き回し･･･」と小さな声で言うと沖田は優しく呟いた。



沖田「あんま心配させねェでくだせーよ」

「･･･お、大袈裟だなぁ。倒れた訳ではないんだし大丈夫だよ」



笑顔を見せれば「それでも･･･」とまだ何か言いたげな様子。

「大丈夫だって」と言っているのに不安な表情のままな沖田。
私は頭を撫でている沖田の手を握る。



沖田「いつもこんなAさんならまだ可愛気があるのにねィ」

「･･･生意気」



そして私はもう一度眠りについた。
･･･沖田の手を握ったまま。



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