62話 ページ15
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☆ 坂田side ☆
「わかりましたよ、そこで見ててください」と言った後知らねーおじさんの所へ行った神谷。向かい側の席だからよく声が聞こえてくる。
「おじさーん♡私ね、高いお酒が飲みたいなぁ・・・」
「そうだなァ。Aちゃん可愛いから特別だぞ!」
「やったー!私おじさんのこと好きになっちゃうかもー♡」
え、あいつ誰に教えて貰ったのそれ。
普段見る神谷とはまるで別人なその姿に周りの奴らも愕然としている。
坂田「ちょ、土方クーン。と、止めなくていいのかなあれ」
土方「そ、そうだな。止めないとな」
沖田「何焦ってるんでィ」
暫く神谷の様子を見ていればかなり貢がせているようだった。おじさんは「もう勘弁してよAちゃん、また来るから。ね?」と言っている。
「また来てくれるの・・・?」
「ああ、また来るから!」
「また来れるってことは金はまだあんだろ?ほらさっさと払えコラァ」
「な、なんだと!もう来ないからな!」と怒って出て行ったおじさんに舌打ちをし、「チッ、クソが」と言い残し俺らの方へ戻ってくる。
「どうでした?私、この職業向いてると思います?」
向いてると思いますけど、客が可哀想だとも思います。
心の奥でそう思っていると「旦那達どうしたんですか、その顔。あ、もしや同じように接客して欲しいんですか?」と笑う神谷。
沖田「そうですねィ。面白そうなんで頼みまさァ」
「あ、言わなきゃ良かった」
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からちぇ - すごく面白いですね!毎日の楽しみになってます(笑)これからもお体に気を付けて頑張って下さい!応援してます! (2020年5月12日 22時) (レス) id: b750728265 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - うわぁさん» ありがとうございます!!現在63まで行っているので、ゆっくりまったり好きな時に読んでいただけたらこちらも嬉しい限りです!! (2017年11月26日 11時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
うわぁ - めっちゃおもろいです!結構長いんで楽しめる時間めっちゃ増えて嬉しいわ! (2017年11月26日 11時) (レス) id: 048bdd389f (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 小鈴さん» 頑張ります頑張ります!応援に応えます!笑笑 (2017年3月13日 16時) (レス) id: 725743dc16 (このIDを非表示/違反報告)
小鈴 - 頑張ってください!応援してます! (2017年3月13日 16時) (レス) id: ba887d76ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2015年11月26日 16時