かけがえのない時間【沖田総悟】 ページ12
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沖田総悟/恋仲/真選組勤務
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「んッ･･･ゃ、」
男ばかりの真選組屯所で夜、甘い声が響き渡る。唯一女隊士として働いている私は一番隊隊長、沖田総悟の彼女だ。
普段は気の抜けたサボり魔の彼だが、今は私の首筋をなぞるように舐める。その目はまるで、狼のよう。
「ひぅッ･･･んん･･･、」
「あんま大きい声出したら隊士にバレんぞ」
「･･･じゃあやめ、て･･･よ」
「断る」
わざと声を出させてその場の空気を楽しんでいる意地悪な彼。
そして、優しく首筋に噛み付く。チクリと痛みが走って、彼に目をやり「跡つけたでしょ、」と聞けば「テメェが思ってるより俺ァ独占欲が強いんだよ」と笑った。
「･･･隠せない所に、つけるのはどうかと思う」
「それでこそ印が意味を成すだろーが」
「いじ、わる･･･」
「褒め言葉」
乱暴に唇を合わせると貪るようにキスをする。その姿が同い年とは思えないほど色っぽくて多少動揺してしまう。
「(かっこいい･･･)」
「(えっろ･･･)」
考えている事は一致していないと思うが互いに好きな気持ちは一緒。
私も彼に応えるようにキスを続けていれば彼の右手は私の頬に添えられた。
「何･･･、」
目に映っているのは天井と彼。突然止まった流れに戸惑っていると。
ちゅ、と触れ合った唇。何を考えているんだか。
「総悟もこんな優しいちゅー出来るんだね」
「ナメてんのか」
「ナメてるナメてる。超ナメてる」
「ぶっ殺すぞ」
「彼女に対して殺すって酷くない」
こんな時でも喧嘩腰なのは変わらない。笑いあった時、幸せを感じる。
いつも自分の命を懸けて戦っている私達は、いつ何処で死んでも可笑しくない。
縁起でもない事を言うかもしれないが、それは事実なのだ。
「ずっと好きだよ」
「やけに素直じゃねーか、珍しい」
「こういう時もあるの」
「可愛い所もあんだな」
「あれ、今頃気付いた？」
目を細めて笑う彼に自分から唇を合わせると、再びキスは始まった。
深くて優しくて、濃厚で。そんな時間はあっという間に過ぎてゆく。
「明日、死なないでよ」
明日何があるのか説明しよう。
明日は、一番隊が過激派攘夷志士を倒しに行くのだ。もし、何かあったら、と考えると今からでも恐ろしい。
「大丈夫に決まってんだろ、俺はそんな所で命捨てる事なんざしねーよ」
「･･･うん」
「心配すんな。･･･絶対帰ってくっから」
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サド助 - 堕天使さん» じゃあお言葉に甘えて…また沖田で3zがいいです!!主人公は前回と同じ感じでokです。神楽にヤキモチ妬く主人公ちゃんが見たいです!何度もすみません!いつでもいいですので!!><;; (2016年11月6日 8時) (
レス) id: b26b61556b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - サド助さん» 良かったです！！またいつでも待ってます！！ (2016年11月5日 10時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
サド助 - 堕天使さん» あわわわわ！私こそ急がせてしまってすみません！！><すごく素晴らしいお話が出来てて感動しました!ｷｭﾝｷｭﾝでした!いつもありがとうございます!!またリクします!!(^∀^ゞ (2016年11月5日 8時) (レス) id: b26b61556b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます！嬉しいですヽ(・∀・)ノ (2016年11月3日 22時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - 銀さんの、私も好きです(￣▽￣) (2016年11月3日 21時) (レス) id: 65681d0734 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：堕天使
| 作成日時：2016年10月10日 19時
