603話 ページ28
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近藤さんを回収する為に、「すまいる」へ向かう。辺りはすっかり夜だ。
夏ももうすぐ終わるし、このジメジメとした夜はまた一年お預けか、なんて思いながら大きな扉を開けると、目に入った光景はパーリー状態であった。
近藤「おっAちゃんも来たのか!」
妙「Aさん!ゴリラの通帳持ってきてくれない?」
松平「近藤テメェ!俺との勝負はまだついてねぇぞ!オラ、酒もってこい!」
女「やだァ素敵ィ!」
松平のとっつぁんがいるのなら阿音ちゃんに会えると思ったのだが、どうやら今日はいないようだ。
「近藤さん連れ帰ってくる」と言って屯所を出た土方さんも煙草を何本も吸い、ベタベタとくっつかれる女性達に戸惑っている。
「店長、お久しぶりです」
店長「おぉAちゃん、久しぶり。また働きたい時は言ってね」
「あ・・・、はい」
店長「じゃあちょっと野暮用があるから。何かあったらボーイの子に宜しく」
ヒラヒラと手を振って店を出ていく店長。私も手を振り返し、近藤さん達の所へ向かった。
「何してるんですか土方さんまで。」と座って言うと、女性達は私に冷たい視線を送る。
「な、何」
「土方さん、こ、こんな美人な方とお仕事だなんて嫉妬しちゃうわよ」
「本当本当ぉ〜。羨ましい〜」
あぁそうか。この女性達は土方さんが好きなのか。確かに男前だしな。
うんうん、と一人で納得しているとやっと離してくれた腕を回し、「近藤さん帰るぞ」と言った。
「えぇもうお帰りになるんですかぁ?」
「もう少し遊んで行ってくださいよぉ」
土方「悪ィな、こっちも暇じゃないんだ。」
近藤「トシィ!まだ夜は始まったばかりだぞ!」
妙「金だけ置いてさっさと帰ってちょうだい」
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堕天使(プロフ) - 鬼姫さん» 嬉しいですっ!! (2016年8月27日 12時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
鬼姫 - カッコよかったです!w (2016年8月27日 2時) (レス) id: eada27b2fe (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 鬼姫さん» どういたしまして(笑)満足して頂けると光栄です!かっこよくかけていたでしょうか(笑) (2016年8月27日 0時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
鬼姫 - ありがとうございます! (2016年8月26日 23時) (レス) id: eada27b2fe (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 鬼姫さん» いえいえ、是非書かせて頂きます!!近い内に更新致しますので、少々お待ちくださいね! (2016年8月26日 0時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年8月7日 13時