594話 ページ19
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「お・・・にゃーお」
見回り中、公園の前を通ると1匹の野良猫を発見。
可愛らしい黒猫。私は近くにあった草を拾ってしゃがみ、誘き寄せてみた。
思いの外警戒心はあるものの近寄ってきてくれる猫。
「にゃーにゃー」
猫「ニャー・・・」
「にゃーーおにゃおにゃお」
猫「ニャー・・・」
私は通じ合っていると信じている。
猫じゃらしのように草を動かせば、ゆっくりとだが遊んでくれる。
飛びっきり可愛い猫を抱え、「お持ち帰りしちゃおうかしら」と呟けば返事をしたかのように「ニャウ」と鳴いた。
「君はメスだねぇ女の子だねぇ。うーん・・・ポチだな。うん、ポチ」
ポチという名前は一般的に犬に付ける名前だと思うが、ポチと決めたらポチなのだ。
ポチを下ろしてやるとテクテクと木々の中を進んで行く。ついて行ってみると、穴のような所に子猫が三匹いた。
「わぁ・・・ママさんだったのね、ポチ」
ポチ「ニャーオ」
「私が、餌を持ってきてあげるよ。待っていなさい!」
野良猫に餌を与えるのは良くない気もするが、近くにあったスーパーで猫用の餌と、ミルクを買った。
すぐにあげてみると、嬉しそうに食べ始める猫達。
「あぁ可愛い、可愛すぎる」
ポチ「ニャァ」
「君達に飼い主が見つかるまで、匿ってあげる。おいで。」
軽い猫4匹を腕に抱えて私は屯所へ歩いた。
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堕天使(プロフ) - 鬼姫さん» 嬉しいですっ!! (2016年8月27日 12時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
鬼姫 - カッコよかったです!w (2016年8月27日 2時) (レス) id: eada27b2fe (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 鬼姫さん» どういたしまして(笑)満足して頂けると光栄です!かっこよくかけていたでしょうか(笑) (2016年8月27日 0時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
鬼姫 - ありがとうございます! (2016年8月26日 23時) (レス) id: eada27b2fe (このIDを非表示/違反報告)
堕天使(プロフ) - 鬼姫さん» いえいえ、是非書かせて頂きます!!近い内に更新致しますので、少々お待ちくださいね! (2016年8月26日 0時) (レス) id: 2508faeddd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:堕天使 | 作成日時:2016年8月7日 13時