(d！) かんきんLIVE。〈ヤンデレ〉 (ページ10)

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初めてのしにかけ【非公開】ページ10

「なんで逃げようとするの？」

「え、そりゃ…明らかに危ないからですよ。」

さりげなく服の間から胸を触ろうとしたので男性の急所を蹴り、彼との距離を離した後こう質問をされた。股間を抑えながらだったので少し笑いを堪えながら答える。

少し、空気が緩んでいた気がした。

「多分逃げた方が危険だよ、俺達の中にはAちゃんが他の人の物になるなら殺したいって思う人もいるから。」

室内の温度が冷たくなっていくように、私の体が冷たくなっていく。
凍結したかのように動けなくなっている私に近寄ってくる。
先程の弱った彼は何処に行ったのか、あれは嘘だったのか、彼の顔が見えないのが怖い。

首を、大きな手の平で包まれる。

「俺がそれ。」

「ｯひゅ、」と空気が喉から盛れ出したと同時に首を絞められる。
本能的に腕を伸ばし彼の腕を叩いたり彼の足を蹴ったりするが全く聞かない。壁に押し付けられていたのが、どんどん上に持ち上げられ足がプラプラする。
視界が歪み、頭がクラクラする中彼は一切辞める気配が無かった。

手が離され、床に落ちて尻から着地する。

「ひゅーｯ…、っ、ｺﾞﾎｯ…ひゅ、ッー……！」
再び手が上から伸びてくるので、恐怖のあまり目を塞いだ。

「ほら、Aちゃんなんてすぐしんじゃうよ。」

頭をポンポン、と2回優しく叩かれた。