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それまでザワザワとしていた室内が、一気に静かになった。
誰の声も息遣いも聞こえず背筋が凍る。言ってはいけないことを言った……と。

「A聞いてくれ、確かにそうだが俺達は……」

「無理ですッ!!!もう私帰りますから!!!!!」

グルッペンの制止も聞かずに席から退いて扉に向かって走っていくA。
ショッピが手を伸ばして止めようとしたが上手く避けられ、椅子から滑り落ちた。椅子から滑り落ちたショッピを嘲笑いつつ皆がAを追いかけようとするが、もう姿は無かった。

「俺でも開けられなかったのに……!」

「流石俺のAさん、筋トレ頑張ったかいがありますね。」

「おまえはよ起きろダサいわ。」



















自分自身の荒れた息遣いだけが廊下に響く。
走っているからなのか、恐怖からかは分からないが心臓が尋常じゃないぐらいバクバクとしている。

土地勘が全くないため、とにかく走って玄関を目指す。


扉を開いて幾つもの廊下を駆け抜け、また扉のドアノブに手をかけようとしていた。
開けた瞬間、中から手が伸びてきて引き込まれた。
硬い胸板に顔を塞がれることになり、後ろに下がろうと彼を押すが腰に片手を回されてしまった。

「逃げちゃだめじゃない……他の人探してるから暫く居なよ。」

「……あなたは、あそこに居なかった。」

「こーゆー感じになるだろうなーって思ってわざと部屋に居たよ。」

ガタイも身長も立派で何も出来ない私を弄ぶ様に手を触る。
上を向くと、黒い紙に白く神と書かれていた。
一瞬見ただけだったが、ここの人達は独特な格好をしていたな。皆西洋よりだったけどこの人は和服だ。


「…小さいね。」

「貴方が大きいのでは?」

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- 大好きです…! (10月29日 22時) (レス) id: a42b5a587f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:A。 | 作成日時:2023年10月7日 18時

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