(d！) かんきんLIVE。〈ヤンデレ〉 (ページ7)

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目の前のパーカーの人が静かに舌打ちし、行き場が無くなった手を戻しグルッペンの所へと戻っていく。
私も釣られて行こうとしたが、その前に隣の人にお礼をしておかなくては。

「あ、あの…ありがとうございました。」

しっかりと頭を下げると、赤いマフラーの人も申し訳なさそうに眉を下げて頭まで下げてきた。

「いやいやいや、こちらこそすまんな。」

そして直ぐに部屋に入ってしまい、私も追う様に部屋に入る。
部屋に入って驚いた。
普通の家庭には着いていないシャンデリア、赤色のシックな絨毯、全てが整っていてそして広い。

そして人が多い。

「混乱しているだろうが、まずはこの席に座って話を聞いてくれ。」

グルッぺンさんに指定された席は、ショッピさんと赤いマフラーの人の隣だった。
ショッピさんは少し怖いが、赤いマフラーの人はまだ好感度が高いから大人しく座る。

「単刀直入に言えば、此処に居る全員が君の事が好きだ。」

「……ン？」

ん？