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数分後、お腹がいっぱいだ‥‥
アイスじゃん!!ただのアイスと生クリームなのに、なんでお腹いっぱいになるのよ!!




辰 「あれ、もしかして、お腹いっぱいになった?」



「‥‥っ、べ、別に!なってないし!」




嘘だ。正直もう限界。
でも、こう言った手前食べないと‥
ゆっくりとスプーンでアイスをすくう。




辰 「ねぇねぇ、俺もやっぱり食べたくなっちゃった。Aのちょーだい。」




「え」




そう言って私からパフェのグラスを自分の方へ寄せる。
新しいスプーンをとって、残りのパフェを食べ始める。




「‥‥ねぇ、もしかして、こうなるって分かっててカフェラテだけにしたの?」




辰 「ん〜?別に〜?」





「‥ばか‥」




なんだか辰哉の顔が見られなくてそっぽを向いた。




辰 「いやぁ、美味しかった!1番下に入ってた苺のゼリーが美味しかったな。」




「え〜、やっぱ1番上の苺と生クリームでしょ〜」





家までの道をいつも通り歩く。
いつもと同じ道。いつもと同じ景色。いつもと同じ、距離。





辰 「今度はちゃんと彼氏と行けるといいな」




「余計なお世話。‥‥辰哉こそ、今日、告白されたんでしょ?」




辰 「え、あぁ‥‥まぁ」




「どうするの?いいんじゃない?いつまでも私と居るのもつまんないしね、後輩とか可愛いじゃん。年下いいよね〜なんかこう、母性本能をくすぐるってゆーの?あ、でも辰哉からしたら母性とかそーゆーのじゃないのかぁ‥っ」





なんでだろう。言葉が止まらない。やめないと。ウザい。こんなの私じゃない。
おかしい、おかしい、おかしいおかしい!!




辰 「A!!!!」




大きな声にビクッとし、辰哉を見上げると視界が暗くなり、唇に柔らかい感触があった。





「っ!?」





辰 「‥‥‥どんな奴に告白されても‥俺は断るよ。‥‥‥俺は、Aのことしか、見てない。Aの事、幼馴染みじゃなくて、1人の女としてみてるよ。」




「へ、‥‥え‥」





辰 「返事は、いつでもいいから。‥‥ほら、帰るぞ!!おばさんに怒られちゃうよ!!」





「あ、あぁ‥‥う、うん!!」




少し前を歩く辰哉に追いついて、隣を歩く。

そこから見える景色は、いつも通り。

だけど、なんだか少しだけ、色鮮やかに見えた。





ー fin ー

ご挨拶。→←2



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沙羅@まお大好き@きょも同盟(プロフ) - 初めまして!!リクエストいいですか??ふっかが彼氏なんだけど夢主ちゃんがふっかのヤラカシに狙われちゃって危機が迫った時ふっかが現れて守ってくれる話が見たいです!! (2019年6月22日 1時) (レス) id: c7e1dbab2d (このIDを非表示/違反報告)
まかろん。(プロフ) - ☆*:.。. 渡辺さあたん☆*:.。.さん» お話し作らせていただきました!!遅くなってごめんなさい( ; ; )お時間のある時に確認していただけると幸いです。 (2019年6月11日 17時) (レス) id: 3717b54ce2 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん。(プロフ) - スノーンズさん» お話作らせていただきました!遅くなってしまって申し訳ございません( ; ; )お時間のある時確認していただけると幸いです! (2019年5月1日 23時) (レス) id: 3717b54ce2 (このIDを非表示/違反報告)
宮舘あんず - まかろん。さん» お話読ませて頂きました!リクエスト後に題材が短編向きじゃなかったかな〜と申し訳無く思っていましたが、素敵なお話に仕上げて頂いて本当にありがとうございました!まかろんさんの作品がすごく好きなので、次の短編もsnowcrystalも楽しみにしてます(^^)! (2019年4月28日 0時) (レス) id: 8998d4c92b (このIDを非表示/違反報告)
まかろん。(プロフ) - 宮舘あんずさん» お話作らせていただきました!お時間のある時に確認していただけると幸いです! (2019年4月27日 0時) (レス) id: 3717b54ce2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まかろん。 | 作成日時:2019年3月20日 3時

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