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10 -SG side- ページ10
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ミナに夜ご飯を家で食べようと言われ
断る理由も無いから、頷いたものの
あいつ(A)の事が気になる
おじさんに結婚の話をしたとき、1つだけは頼みたいことがある、それだけは守ってほしいと言われた約束
絶対1人で食事させないようにして、と
時間が遅くなってもいいから必ず1人で食事はさせないでくれ、と頭まで下げられたのが気がかりで買い物どころじゃない。
MN「、ギ！、ンギ！ユンギ！！」
「…あ、何？」
MN「何食べたい？って聞いてるの〜、もう！考えごと？」
「あぁ、何でもいい」
MN「いっつもそれ言う…困るんだけど？(笑)」
と笑うミナを見ると切なくなる
この笑顔を傷つけてしまったのかと
罪悪感でこうやってミナの要望にはできる限り応えてるけど
やっぱり気になるのはあいつだけで
ミナの家について荷物を床に下ろすと
「ごめん、ミナ。やっぱり帰るわ。」
MN「…待ってよ！！そんなにあの子がいいの！？」
「別にあいつのために帰るわけじゃない。ただ、今日は帰りたいから帰る。明日朝迎えに来るから。」
とだけ言って柄にもなく走って帰ると
食卓から聞こえる弱々しい声と、鼻をすする音に
気付いたらあいつの元へ足が向かっていた
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作者名：タルギウユ | 作成日時：2020年3月9日 13時
