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「で？明日は何時に帰る？」
「帰りたくない」
「即答かよ笑」
「無理」
「じゃあいつ戻るの？」
「、、、分かんない」
「分かんないってことは戻る気あんだ」
「、、、」
「なぁ、拓弥のこと嫌い？」
「、、うん」
「へぇ」
隣にいた稜雅が立ち上がって正面に来た
「俺の目見てさ、拓弥が嫌いだって言って」
「なにそれ」
「いいから言って」
「、、、、っ、、」
何で言えないの
何で泣いてるの
何で優しい拓弥が思い浮かぶわけ
私のこと玩具みたいに扱うくせに
全然帰ってきてくれないのに
大っ嫌いになっちゃいたいのに
何なの
どうして私を離してくれないの
嫌いにならせてよ
何回も寂しい思いさせるくらいなら
もう二度と触れないで
私を抱かないで
「、、、なぁ」
「っ、、、っん、、、」
「もう答え出てるんじゃねぇの」
「私は、、拓弥のこと、拓弥なんて、、、」
「いつまで強がる気？」
「そんなこと、、」
「泣いてんの認めていいんだよ
寂しいなら寂しいって言っていい
好きなら好きなままでいい離れようとしなくたっていい」
「、、、やめてっ、黙って、、」
「やめない」
「もっと自分のこと、自分の気持ち大切にしろよ」
「やめてってば、」
「我慢ばっかして強がって」
「ねぇ、、」
「言わなきゃ何も伝わら、、」
「やめてってば！！！
稜雅には分かんないでしょ何にも！
私にだって分かんないの！！
もう何もっ、、、っ、、」
何も分からない
ただ荒げた自分の声を確認して反射的にごめんって思った
だから黙った
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作者名：だしの素 | 作成日時：2019年1月4日 19時
