妹じゃなくて

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「うん、分かった、ありがと
言ってくれてありがとう」




耳元で言って満足そうにふふっと笑ったかと思ったら


んーっと唸りながらまた頬ずりをされる








「やっとちゃんと話せたね」


と言う祐基は嬉しさが隠しきれてなくて


きっと隠す気も無いんだろうけど


ずーっとにこにこしてひっつき虫さん全開








「もう我慢しなくていいよね？」


「何を、？」


「ん？、、たとえばあ、」









軽く下唇を挟まれる5秒のキス


たった5秒だけどとっても長くて


まだ続きそうな途中で祐基を離したけど


頭の後ろにまわされた手で引き寄せられ







「足んない」






真顔で言ったのにすぐ悪戯な笑顔になる







笑顔のまま近づく顔に、あぁまた来ると思って目を瞑ると


唇が触れる直前で止まり


恐る恐るまた目蓋を開けた







待ってましたとばかりにまた見えた私の目に自分の目線を合わせて


鼻で笑うから息が口にかかる


その間も私はずっと目を見つめることしかできなくて


大きな目が伏せ目になった直後


左から右へゆっくりと舌が唇に這う









あまりに大人でそれでも子供みたいな独占欲を感じるキス








完全にペースを奪われて


唇も


頬も


耳も


首も


祐基の服をきつく握ったまま全てを預けた









混ざる吐息、触れるまつ毛、重なる唇


素肌が祐基の指でなぞられる度


速くなる2人の鼓動と呼吸








「、、あや、、、」


「、、んっ、なに？」


「ごめんやりすぎた、、？」


「、うん確かにやりすぎ」


「うぅん、、、ごめん」









思いがけずぱっと身体を離された

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