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きっとその横顔を見ていたのは僕だけじゃ無かったと思う
それだけAが“笑っていない”という事が、この時は珍しかったんだから
「お手本下さい、踊ります」
俯いた僕とは違ってハッキリとした声で話すAに、先生は大きく溜息を付いた後にスニョニヒョンを呼んだ
講師｢スニョン、本番と同じスピードで踊りなさい｣
HS｢あ、はい！｣
講師｢今からスニョンが貴方の言うお手本を見せるけど、一度で覚えられなかったら、韓国語を流暢に話せるまで練習には参加させないわ｣
挑発するように口角を上げて話す先生の言葉に、ジュニヒョンが小さく｢
またきっと良くない事だと勘付く
僕が今からでもと謝る前に曲は流れ始めた
なんとか目で追って振りを覚えようとしても、指先に集中すれば足元が、ステップに注目すれば次の動きが
焦った状態で全てを俯瞰して見る事は出来なくて、曲が終わる頃には僕の目に泪が滲んでいた
無理だ、大まかな振りは覚えられてもきっとこの状況を打破できるパフォーマンスは出来ない
講師｢さ、終わったわよ…A、だったっけ？踊って見せない｣
「はい」
するりと手首から温もりが離れていく
鏡の前に向かって歩くAの背中は小さいはずなのに、その時はとても大きく見えた
講師｢…スニョン、音楽かけて｣
HS｢はい…｣
カチッ、という軽い音と共に曲に合わせてAが動き出す
HS｢…え｣
SC｢……マジか｣
JN｢お〜！｣
MH｢
圧巻だった
さっきまで品定めをするような目付きだった先生も、目を見開いていた
正確だとか、そんな話じゃない
正確だったという事は勿論、その中にパフォーマンスを取り入れて更にダンスを彩っている
それは空を舞う蝶のようで、風に吹かれて散る花弁のようで、夜空に咲いた花火のようで
ただ、魅せられた
MH｢…
その後、無事踊り終えたAのお陰で練習に参加できるようになった僕達
勿論想定してた通り言語の壁に当たったけど、その度にAが手首を掴んでは無言で教えてくれた
そこからは気付けばずっと一緒にいて、1ヶ月も経つ頃には友人のような関係になっていた
今でも偶に僕の手首を用もないのに掴むのはAの癖なのかな？
to be continued
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SAITOU(プロフ) - (名前)さん» ご指摘ありがとうございます🙏迅速に修正致しましたので、ご確認お願いいたします🙌 (12月3日 21時) (
レス) id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)
SAITOU(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます🙏1話1話がかなり長くなってしまい読みにくいとは思いますが、そう言って頂けて幸いです🥰今後も宜しくお願いします🙏 (12月3日 21時) (レス) id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)
SAITOU(プロフ) - おとうふちゃんさん» コメントありがとうございます。編集画面で、お話を打ち込む枠の上に🔧みたいなマークがあるんですが、そこの文字サイズ➤内容入力➤下に出てくる打消を押すと取り消し線が出ますよ〜。 (12月3日 21時) (レス) @page38 id: 6e1f25c43e (このIDを非表示/違反報告)
おとうふちゃん - 一つ聞きたいかとがあるんですがいいでしょうか？文字に取り消し線(？)みたいなの引くのってどうやればいいんですか？できれば教えてくだい！お願いします〜🙇🏻 (12月3日 18時) (レス) @page3 id: 442b18bc45 (このIDを非表示/違反報告)
おとうふちゃん - 初コメ失礼します！！めっちゃ面白いですね😊夢のような世界、、、。この作品神すぎて死にます更新楽しみにしてます！！！ (12月3日 18時) (レス) @page3 id: 442b18bc45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SAITOU | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=hal22
作成日時：2023年11月27日 2時
