妖*24 ページ24
「夏目 私はお前と会えたこと
後悔していない
小さかったお前がこんなにも成長したこと
私は嬉しく思うよ」
夏目「！やっぱり、君はあの時の…！
なんで今になって急にそんなことを…」
「そうだ、お前の友に田沼とかいういけすかんガキが居ただろう
そいつにも私の名を教えてやってくれ
あやつは知りたがっていたからな
それと、この湖にもたまにで良いから友を連れて遊びに来てくれ
人が来て賑わうとここの木々も喜ぶ
それと…」
夏目「なんで、そんな…
別れ話みたいに言うんだ！
もう会えないみたいな言い方…
しないでくれ…っ」
「…悪いな 夏目
私はお前のことを本当に愛してた」
夏目「！…待って、くれ…」
意識が遠のいていった
Aがおれの目を手で隠した瞬間 急な眠気が襲ってきた
待ってくれ、おれはまだ…何も君にしてあげられていない
そんな気持ちと反比例しておれの体は倒れていった
最後に見たのは先生がおれを背中に乗せてくれたことと、Aの側によく似た２人の子供が居たこと
それと、
さよなら とAが優しげな表情でこちらを見るとこだけだった。
‐
楓「A様…すごく悲しそうな顔してる
行かせてよろしかったのですか？
あの人間を…」
「良い それよりもお主たちがここに居ることの方が心配だ
何も出てこなくてもよかったもの
死ぬかもしれんぞ？」
颯「もとより死ぬ運命だったところをA様に救ってもらった身
貴方様が戦うと言うならば共に戦い、死ぬと言うなら共に死ぬ覚悟で来ています」
「「それが我ら双子の運命」」
紫「ふん 随分変なものに好かれやすいな」
「それもまたいいものだ
行くぞ 気を引き締めろ」
夏目 私は君に救われた
だから今度は私が君を救う番だ
本当にありがとう
私と話してくれて。
私に関わってくれて。
君にとって何でもないようなことが私にとっては幸せすぎることばかりだった
だから、もう悔いはないよ
…だけど、
もし、もし我儘を許してくれるのなら
「そなたと共に歩む未来を
夢見たかった」
そんな願い 叶えられなくても
夢見るぐらいは構わないだろ？
ありがとう 楓 颯 紫
おまけに 斑も。
ありがとう 夏目
そして
さよなら。
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薔薇(プロフ) - すごく面白かったです！更新頑張ってください！待ってます！ (2017年7月25日 13時) (
レス) id: 60acc756ea (このIDを非表示/違反報告)
黄昏 - とても、面白いでした！すごく文章が綺麗です！羨ましい！ (2017年6月4日 23時) (レス) id: 1cf210e7e0 (このIDを非表示/違反報告)
鴉花 - とても、丁寧で読みやすいです！私も夏目友人帳が好きでとてもおもしろいです。どこで、文才の安売りやってるんですかね・・・(´・ω・`) (2015年9月23日 9時) (レス) id: d6e8f5e893 (このIDを非表示/違反報告)
しずく*(プロフ) - 橄欖さん» はやかったですかｗそれに夏目友人帳が大好きなので！ｗ (2015年9月21日 14時) (レス) id: 9ccd6e3527 (このIDを非表示/違反報告)
橄欖(プロフ) - しずく*さん» はやい、ｺﾒﾝﾄがはやい笑おそらく今までで一番早かったです笑文才なんて…（泣）でもありがとうございます！嬉しいです！ (2015年9月21日 13時) (レス) id: ad5e357c1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：橄欖 x他1人 | 作成日時：2015年9月21日 13時
