出会い ページ10
Aside
私と山田くんの出会い
それはほんとに漫画みたいな嘘みたいなホントの話
〜高校三年生頃〜
『いらっしゃいませ!お好きな席にどうぞ!』
ヘルプで入ったカフェのバイト
山田くんとあったのはいつものように淡々とバイトをこなしている時だった
男「すみません、テイクアウトお願いしたいんですけど」
『かしこまりました』
男「ホットのコーヒーを16人分にミルクと砂糖をつけてください」
『かしこまりました。少々お待ちください』
16人分か……。随分と多いな
この辺は住宅街で会社とかもないし。
大きい公園があるからピクニックとか?
それにしても1人で16人分は大変なんじゃ……
『お待たせ致しました。袋4つ分になってしまいますが、大丈夫ですか?』
男「あー、……」
?「俺が持ちますよ」
男「あっ!」
『!!』
そう、この時に男の人を助けに来たのが山田くんだった
男「すみません、ありがとうございます」
涼介「いやいや、一人でいったってきいて、無理だろーって笑」
男「ですよね笑自分も後から気づきました」
男の人と仲良く話してる姿はテレビで見ている山田くんそのもので
撮影か何かで来ているのかな……
『………』
思わずフリーズして見つめてしまった
その視線に気づいたのか
山田くんは私を見てにっこりと笑った
涼介「俺の事知ってます?」
『!は、はい!山田涼介くんのファンです!いつも応援してます!』
涼介「ほんと?ありがとう。」
『あ、お会計……円です』
その後はお会計をして商品を渡した
『またのお越しをお待ちしております!』
最後にいつものように微笑んだ
いや、いつもより笑ってたからもしれない
店長「今の、山田くんだよね?Aちゃんの推し」
『……店長、私、夢見てます?』
店長「笑」
店長は笑うと私の頬を軽く引っ張った
その引っ張られた頬は確かに痛みがあって
夢じゃないって認識させられて
『一生に悔いなし』
店長「大袈裟」
その後の記憶は全くない
山田くんと話せた
それしか、頭になかった
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作者名:ゆうか | 作者ホームページ:http://YAMADA
作成日時:2022年10月1日 5時