ヲタク女子の恋愛事情 (ページ5)

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Aside

涼介「今日、1人だって連絡きた」

耳元から聞こえる声に心臓がバクバクなっている
今、私の顔は真っ赤なんだろうな

……ん？連絡……

『え！？連絡！？誰から！？』

バッと後ろを振り向くと綺麗な顔がすぐ近くに
あ、やばい、これは、いい顔…
じゃなくて！！

涼介「お母さんから？」

『なんで連絡先……』

涼介「Aがご両親を紹介してくれた時に教えて貰った」

『そ、そうなんだ』

涼介「……ね、そんなことよりさ」

『ん？』

今度はシンクに手を着いた
あれ、私これ、逃げれないんじゃ

涼介「俺、今日も仕事だったんだ」

『う、うん。お疲れ様でした』

涼介「ありがとう。でも、それだけじゃなくてさ」

山田くんとの距離がどんどん近づいて
鼻と鼻がくっつきそうな距離まで来た

涼介「キス、していい…?」

『っ、！』

その言葉に私の体は熱を帯びていく
そんな私にお構い無しに
いいよって言ってないのに

山田くんの柔らかい唇が当たった

『んっ、』

1年も付き合ってるんだからキスだって何回もしてる
でも、やっぱり私はヲタク
自担にキスされるなんて
そんなことされたら

『っ、』

力が抜けてしまう

涼介「まだ慣れないの？笑」

ズルズルとしゃがみ込んだ私を見て
くすくすと楽しそうに笑いながらしゃがみ込んだ私と目線を合わせる

『だって………山田涼介にキスされるなんて、』

涼介「でもさ、そんなんじゃこの先持たないよ？」

『この先……?』

涼介「えー？言わせるのー？」

『………いえ、大丈夫です』

涼介「ははっ、顔真っ赤。」

笑って私の頭を優しく撫でるとキッチンを出てソファに座った

私よりかも9歳も大人で余裕があってジャニーズ
私はただのヲタクで学生

そんなジャニーズ×一般人の恋愛事情のお話です。