芸能界から消えたあの子はあの人の妹 2

虫 ページ29

ゆうかsaid


ある日の夜


事件は起こった









『お風呂、次入っていいー？』


光「おう。ゆっくり入ってていいぞ〜」


『はーい』





一旦部屋に戻って洋服を持ってくる


ガラッ


涼介「お、次？」


『わわっ！服！服着てよ！////』


お風呂場の扉を開けた瞬間


目の前には涼介君のタオル姿


涼介「あちぃーんだよ」


雑誌で見るのもいいけど……


って、何考えてるんだ！



『私、次入るから出てって！』


涼介君の背中を押して廊下に出す




『はぁ……』


お風呂に入るまでが一苦労……


光「ゆうかー！デザートあるから早く出ろよ！」


扉越しにそう聞いた


甘いものに弱い私は


『すぐ出る！！』


そう答えていた



『デザート♪デザート♪』


ルンルン気分で中に入ってシャワーを浴びる


ｼｬｰ


『jumping to my dream〜♪』



ｶｻｶｻ


『ん？』


なにか音が……


後ろを振り返る


けど、何もいない


『気のせいか……』


『切ないこの地球(こころ)で〜♪』


ｶｻｶｻ


『………』


気のせいじゃない……


『早く出よう……』





キュッ


『よし』


ｶｻｶｻ


『っ』


もう一度、ゆっくり振り向く


『っ、き、きゃぁぁぁぁあ！！』


そこには、小さめの蜘蛛

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