芸能界から消えたあの子はあの人の妹 2

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里帆side


あの日からゆうかさんへのアンチが続いていた


ファンレターでのアンチが続き
私たちスタッフがファンレターのチェックをしてからゆうかさんに渡していた


なのに続いているということは……


里帆「事務所の人……」


この事務所には女性スタッフはもちろんいる


きっとゆうかさんをよく思っていない人も






『あれ……』


里帆「どうしました？」


ある日の事務所


『私、さっきこのバックに香水入れたんだけど……』



社長に呼ばれて社長室に言っていた間
スタッフルームにのロッカーに鞄を入れていた


里帆「ないんですか？」


『んー………忘れたのかな……？』


里帆「お迎えに行った時は車の中で使って鞄の中に入れていましたよ？」


『だよね……え〜。なくした…？伊野ちゃんに貰ったのに〜』





また次の日


『ねぇ〜、私のピアス知らない？』


またその次の日


『ねぇ〜、私のネックレスどこー！』



JUMPの皆さんから貰った大切なものがなくなっていっている


事務所にいる時は絶対



流石におかしい……








ピンポーン
ｶﾞﾁｬ


光「いらっしゃい。入って？」


『お邪魔します！』


ゆうかさんがお休みでお出かけをするというので家にいないらしい


その時を狙ってお邪魔させてもらった


圭人「紅茶どうぞ」


里帆「あ、ありがとうございます」


慧「今日はどうしたの〜？」


里帆「……ゆうかさんのことで」


そこまで言うと皆さんの顔が一気に真面目な顔になった


宏太「ゆうかがどうしたの？」


私は、事務所で起こっているのことを話した





慧「最近、香水無くしちゃった……って悲しそうに言ってきたのはそれが原因なのか……」


侑李「他にも、僕達が挙げたものが無くなってるって……」


里帆「昨日、事務所内を探してみたんです……そしたら、ゴミ箱にありました……」


今までないと言ったものが袋に入って捨てられたていた


裕翔「これ……」


圭人「ひどい……」


里帆「アド、これは中身は入っていなかったんですけど……」


慧「俺があげた香水……」


香水だけは割れて捨てられていた


涼介「事務所の人間の仕業ってことか……」


雄也「あいつも言えばいいのに」


里帆「私だけじゃ力不足で……」


大貴「そんなことない。教えてくれてありがとう」


光「ゆうかの事だから俺達には絶対言わないしな」

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