芸能界から消えたあの子はあの人の妹 2

尊敬 ページ10

里帆side


マネージャーになってから2週間が経過しました


研修として沢山の芸能人の人につかせてもらっていて


その時はあまり仕事がなくて楽だな〜
とか思ってたけど


ゆうかさんのマネージャーになってからそんなことは無く


忙しい毎日を過ごしている


人気の芸能人とは知ってはいたけど


ここまで大忙しとは思わなかった




『お疲れ様でしたー！里帆ちゃん！次行くよ！』


里帆「はい！」


『次は○○スタジオだよね』


里帆「はい！」


1つの仕事が終われば休む暇もなく次の現場へ


時には日をまたいで次の日の朝まで仕事をしたり


正直、辛い。少しは休みたい


けど、ゆうかさんは凄い


1日寝れない日があっても




スタッフ「今日よかったよ！お疲れ様」


『ホントですか？ありがとうございます！お疲れ様でした！ﾆｺｯ』




笑っていられるんだから


『里帆ちゃん。運転変わるから休んで？』


里帆「え、いえ！ゆうかさんは少しでも休んでください！」


『里帆ちゃん寝てないでしょ？私さっき仮眠したから！』


マネージャーなんかの私を気遣ってくれて


仮眠したなんて嘘な事まで言って




里帆「優しい人だな……」






ある日


スタッフ「すみません！機材トラブルで撮影遅れそうです！」


雑誌の撮影来ていたスタジオ


楽屋で待機しているとスタッフが大慌てで入ってきてそういった


里帆「え……いつ頃なおりますか……？」


スタッフ「それが………わからないんです………直りしだいご報告しますので…！！」


そういって出ていった


今日のスケジュールは
この雑誌撮影のあとすぐに移動して冠番組の撮影


今日の冠番組には大物俳優が来る為送れられない


かといって雑誌撮影を放置はできない


里帆「どうしよう……」


『里帆ちゃん。落ち着いて？』


焦り始めた私を落ち着かせるために背中を撫でてくれる


『ギリギリまで待ってダメそうなら、冠番組の方は連絡して待ってもらおう？』


里帆「でも………ゲストの方が………」


今回のゲストの方は待たされるのが嫌いだとか


1度期限を悪くするとしばらくは収まらないらしい


『大丈夫！なにか言われても私がなんとかするから！ね？』



マネージャーの私なんかより冷静で頼りになる人

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