家族 ページ8
ゆうかside
日本に戻ってきて初めて実家に帰ります
大丈夫かな……
あぁ〜、うぅ……
もう家の前……
『よし』
ガチャ
『ただいまー!』
母「お帰りなさい!」
父「ここまで車か?大丈夫だったか?」
本当に優しい
何年間も家から離れて
何も言わずに姿を消したのに
どうしてそんなに優しいの…?
大貴「遅かったな」
『お兄ちゃん……来てたんだ』
大貴「今さっき着いた」
母「外寒かったでしょ?こたつ出てるから入りなさい!」
『本当?わぁーい♪』
こんなにあたたかく迎え入れてくれたのに
私は今からあのことを話します
『お母さん、お父さん、お兄ちゃん。
私、知ってしまったんです』
父「……?なんだ?」
『私が、この家の子供じゃないこと』
みんなの体が止まった
お兄ちゃんもってことは知ってたんだ
母「……いつから?」
『………』
私が知ったきっかけ
それがわかったせいでみんなから逃げるように芸能界を引退して外国にいたこと
全部話した
父「そうか」
『………』
母「出来るなら……貴方には知らないでいて欲しかった」
知らないでいて欲しかった……?
父「それを知ることで、お前が苦しい思いをするのが分かっていたから。だけど、それは違ったみたいだ」
母「秘密している事が貴方をそこまで苦しめて悩ませたのね。大好きだった仕事を辞めさせるほど……ごめんなさい……」
あぁ、本当なんだ……
私はこの家の子じゃないんだ……
ガタッ
椅子に座っていたお父さんが立ち上がり
印鑑などが入ってる棚を開けた
そして
父「これを」
私に小さいアルバムを渡した
『これは……?』
母「貴方の……本当の両親が写っているわ」
『私の……本当の両親……?』
パラッ
写真には
優しい笑顔の男の人と女の人
『この人達が……』
大貴「ゆうか」
今まで黙っていたお兄ちゃんが口を開いた
大貴「お前は、俺の妹だ」
『え?』
大貴「血は繋がっていなくても、大切な妹なんだ」
急な事だったけど嬉しかった
真剣なお兄ちゃんの目が今までに見たことないぐらい
凄く優しかった
ポタッ
『ッ……グスッ……ッ』
涙が溢れた
ギュッ
母「そうよ、貴方は私たちの子」
父「これからだってずっと」
『ッは、い……』
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アラシック&ジャス民 - 面白いです!更新頑張ってください( ˙ω˙ ) (2019年12月28日 10時) (レス) id: a8afd26553 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - 高校一年生なんですか?一緒です!良かったら、友達になりたいです! (2019年12月15日 19時) (レス) id: 01d40f01a0 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月15日 8時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
ききょう♪ - こんにちわ〜!高校、合格おめでとうございます!!テスト?試験??お疲れ様です! (2018年3月6日 4時) (レス) id: fd2de45a49 (このIDを非表示/違反報告)
紅兎 - ゆうかさん» やっぱりそうなんですか!!虎太郎君かわいいですもんね…( *´艸`) (2018年2月15日 20時) (レス) id: 6ef09d1c43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆうか | 作者ホームページ:http://YAMADA
作成日時:2018年1月30日 0時