芸能界から消えたあの子はあの人の妹 2

おつかい ページ20

ゆうかside


お腹を空かせて帰ってきた夕飯時


光「うわ、材料がない」


『え？』


侑李「本当に？僕、お腹すいたんだけど」


光「買ってくるか………」


『あ、私行くよ』


光「お、行ってくれるのか？」


『うん。』


光「助かるわ」


圭人「あ、じゃあ着いてくよ」


『え、いいよ。すぐそこだし』


侑李「連れてきなよ。荷物持ち」


『でも……』


圭人「俺、行きたいな」


だめ？みたいなうるうるの瞳に見られたら
ダメとは言えなくて


『お願いします……』


圭人「やった！」






ほんとに近くなので自転車で行くことに


圭人「しっかり捕まっててね」


『はーい』


なんか、青春


学生の時にやりたかったわ


彼氏の後ろに乗って帰る


え、青春だよね？違います？


そんな事言ってる間につきましたね


えっと、光くんのメモには……

·じゃがいも
·カレーのルー
·蓋肉
·にんじん
·玉ねぎ
·ブロッコリー


うん、カレーだね


というか、光君……

豚肉が蓋肉になってます……


『ふふっ』


圭人「どうしたの…？」


『これ見て(笑)』


圭人「……？わ、漢字(笑)」


『天然なのかな？それともバカ？』


光くんを軽く貶しながらカゴに手を伸ばす


圭人「あ、俺持つから」


『え？』


圭人「そのために付いてきたんだから。」


『あ、そうだね。ありがとう』


持つものべ気は圭人ですね

3歳→←○

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