センセーションズと不思議な女の子達

21話 ページ24

ゆうかside

相談、か、

誰かに相談するなんてそうそう無かったな〜

涼介とかにはよく相談してたけど



殺せんせー「で、相談とは？」

ゆうか「……私は立派な暗殺者、かな…？」

殺せんせー「……と、いいますと？」

ゆうか「時々、迷いが出る。涼介達と再開した時も。殺せと言われたのに殺せなかった。それに、私は人を信用しすぎるところがある。」

殺せんせー「……」

ゆうか「ねぇ、教えて、先生。私は、暗殺者として、立派に成長しているのかな？」

殺せんせー「……そうですね、立派、とは言いがたいですにね」

ゆうか「……」

殺せんせー「今回、先生を撃った銃にも迷いがあった。今、ここで撃ったら皆の勉強の邪魔をするんじゃないか。そういう迷いが」

やっぱり……

今日のことも、先生は読み取っていた

殺せんせー「でもね。迷いは誰にでもあるもの。迷いがない人なんていません。」

(人1「……」

殺せんせー「ゆうかさん。完璧な人なんてこの世に存在はしない。貴方達がいくら完璧だと言われようともそれはその人たちの価値観でしかない」

殺せんせー「貴方達は成長しすぎた。仲間との裏切りがあり、それが殺しの精神へと強く誘ってしまった。でも、その暗殺の技術はまた別の場所で使えるかもしれない」


ゆうか「……先生。これでやっとか心が決まった。私はこの暗殺教室が終わると同時に暗殺者を辞めます」

殺せんせー「それでいいんですか？」

ゆうか「はい！今まで殺してきた記憶は消すことは出来ないけれど、その力をもっと別の場所で、効率よく使える場所を探します」

殺せんせー「そうですか。先生は応援しますよ」

この暗殺教室が終わると同時に

私の暗殺者としての仕事も終わる

もう、迷いはない

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